日本外国語専門学校 海外芸術大学留学コース 芸術留学プログラム

海外芸術留学コース卒業生
レポーターProfile
イギリス留学中
慶應義塾大学出身
海外芸術大学留学コース2008年卒
ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ・デザイン専攻



デザインコンペの授賞式

去年の冬から今年の頭にかけて、友人と二人で(彼もJCFLの卒業生です)取り組んでいたデザインのコンペティション、”One Show College Competition 2010”で賞をいただけることになったので、急きょ、5月にニューヨークのXchangeというホールで行われた授賞式に参加してきました。


受賞者のアナウンス
僕らはNOOKAというファッションブランドのメイン商品である、腕時計のパッケージデザイン部門で参加していたのですが、ロンドンからの参加はどうやら僕たちだけのようでした。

このコンペティションは国際コンペなのですが、やはりオーガナイザーがNYベースなので、アメリカの大学の学生が多かった気がします。





グッケンハイム美術館
授賞式の結果はブロンズでしたが、現地のデザイナーの方々や、学生、チューター、また他国からの参加者とも話ができ、充実したセレモニーでした。


もちろん少し長めに滞在して、NYの観光も楽しんできました。



 

 

 

スタジオの様子
ロンドンでインターン


今年の3月くらいから、ずっとインターンシップ先を探していて、主にロンドンのデザインスタジオにコンタクトを取り続けていたのですが、5月に入ってようやく、ロンドンにあるスタジオでインターンが決まりました。

このスタジオはSidekick Studiosという名前で、パブリックサービスのデザインを主に取り扱っています。最近ではNHS(National Health Service)と協同で、躁鬱病等の、長期的な心の病を持つ人たちのためのラジオのデザインに取り組んでいます。

プロトタイプ

これは一体何かというと、非常に省略して言えば、患者さん(僕らはサービスユーザーと呼んでいます)と外の世界をつなぐ装置です。


このラジオにはムードダイアルというものがついており、自分の精神状態を5段階で評価し、インターネット上の各サイト(facebook, twiter等のSNSからNHSの電子カルテのサイトまで)に送るという機能がついています。


そうすることによって、精神科医のみならず、友人、家族もリアルタイムで、ユーザーの精神状況を把握することができます。


プロトタイプの内部
ぼくは主にこの製品のプロトタイプを造り、ぼんやりしたイメージからより具体的な製品として固めていく、という様なことをやっています。もちろん他にもただ郵便局にいったり、エキシビションの取材をしたりといった雑用も多く、毎日忙しいですが、充実していると思います。

では、今回はこの辺りで。


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