日本外国語専門学校 海外芸術大学留学コース 芸術留学プログラム

海外芸術留学コース卒業生
レポーターProfile

Kingston University
FIlmmaking 専攻

東北大学出身
イギリス留学コース2012年卒



俳優と一緒に記念撮影

コースについて

現在は「Filmmaking(映像制作)」というコースに所属しています。主に、映像制作や、映像理論などを学んでいます。

年間では平均して、短編映画4〜5本、ライティング2〜3回、プレゼンテーション1〜2回の提出が課せられます。
授業は、技術的な側面(「脚本」「編集」「撮影」など)を学習する「ワークショップ」、週に一度の「映像史の講義」、「ディスカッション」、そして少人数で講師と自分の作品について話し合う「チュートリアル」で構成されています。これらの授業が週に3〜4日組み込まれています。

日本の大学と比較すると授業数は少ないように思えますが、学生は授業のない時間に個人的に学習することが求められています。

スタジオで撮影準備



映像制作の課題 
個人制作とグループ制作


短編映画の課題は個人に課せられる場合と、グループに課せられる場合があります。ここでは、最近行った「個人制作」と「グループ制作」の課題を、それぞれの例として紹介したいと思います。

個人制作
個人制作

個人制作は、自分の持っている興味・関心を掘り下げ、最終的に映像で表現することが求められます。主題や技術に関しても、野心的に新たな試みを行うことを求められます。

昨年度は2つの個人制作を行いましたが、「スーパー8」というデジタルではなく実際のフィルムを使用した映像、グリーン・スクリーンを使用したデジタル合成、「ファントム」という超スローモーションカメラの映像、を作品内で使用することが課せられました。以前はなじみのなかった技術や素材を用いることで、新たな表現方法を発見することができます。

スタジオの機材
グループ制作

一方、グループ制作では、個人的な技能はもちろんですが、それ以上に、グループの一員としての制作への貢献度で評価されます。現在行っている課題は、1グループ8〜9人で構成され、それぞれの学生に「監督」「脚本家」「撮影技師」などの役割が講師から与えられます。

興味のある役割が割り当てられない場合もありますが、他の分野を経験することで、自分の興味・関心に対する新たな発見に出会うこともあります。


興味・関心のさまざまな人たちが集まり、最終的に1つの作品を作り上げるため、アイディアを発展させるためにグループ内でのコミュニケーションは欠かせません。作品の規模は個人制作よりも大きいため、作品を完成した時の達成感も一段と増します。


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