日本外国語専門学校 海外芸術大学留学コース 芸術留学プログラム

海外芸術留学コース卒業生
レポーターProfile

Kingston University
FIlmmaking 専攻

東北大学出身
イギリス留学コース2012年卒




夏休み


イギリスの大学はほとんどの学位コースが、5月後半あるいは6月中に1年の過程が修了になります。新学期が始まるのは9月〜10月ですので、3か月以上の休暇があります。今回は休暇中の活動についてレポートしたいと思います。

 

 

リサーチ用のスケッチブックディグリーショー

 

 5月後半〜6月には、各大学にて卒業制作の展示が始まります。先日キングストン大学でもこのディグリーショーが開催されました。校舎全体を使用しての大規模な展示になります。自分が所属するコースの展示はもちろん、一般公開の期間内であれば、他の全ての展示を鑑賞することができます。全くなじみのなかったコースの作品から影響を受け、自らの作品制作のアイディアを得ることもありますので、ゆっくりと時間をかけて回ってみるのも良いかと思います。

National Theatre
また、ディグリーショーは基本的に学校関係者以外にも開かれているので、他の大学の展示を鑑賞することもできます。学期中ではなかなか他大学を訪れることはないですから、この時期は自分の学校とは違った作風の作品を鑑賞する良い機会になります。

 

National Theatre
インターンシップ・アルバイト

今回の夏休みでは、インターンシップ生として、ロンドン在住の日本人デザイナー兼アーティストの方が持つブランドにて、映像制作をお手伝いすることになりました。自分の作る作品とは様式も作業の仕方も異なるため、就業して数週間は戸惑うことが多くありました。それでも、プロフェッショナルの現場ではどのような作品が受け入れられているのかを自分の目で確かめることができ、また現場にて必要な作業を体験することもできたので、非常に有益な時間を過ごせました。


インターンシップは無給であることが多いのですが、アルバイトや短期の仕事をして、学習・生活のための費用を稼ぐこともできます。レストランや小売店はもちろんですが、イギリスでは芸術関連の職場からの求人も比較的多くあります。僕も先日、自ら所持するカメラを利用して、写真撮影の仕事を引き受けました。自ら培った技術をプロフェッショナルの現場にて使用できたのは自信になりました。

芸術留学した場合、卒業後も芸術関連の就業を目指す方が多いと思います。これらの活動はその第一歩として非常に有効かと思いますので、イギリス在住中にぜひ体験してみてはいかがでしょうか?

そのほかにも、休暇中は図書館など学校の施設が空いていることもあるので、集中してリサーチをすることができます。また、イギリスからはヨーロッパ諸国を訪れやすいこともあり旅行する人も多くいます。 イギリスに留学された際は、ぜひ有意義な夏休みを過ごしてください。



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