日本外国語専門学校 海外芸術大学留学科 芸術留学プログラム

卒業生
イギリスで学ぶ卒業生が来校!
2006年12月19日

2005年度卒業生3人が、冬休みのため帰国し、海外芸術大学留学科に遊びにきてくれました。
小林圭さん、新川秀人君、篠田義仁君との久しぶりの再会で、教師陣も楽しい時間を過ごしました。事前にお願いしてあった留学先での作品を見ながら、話がはずみました。(今回、小林さんのコンピュータが壊れてしまっていて、見られなかったのが残念。)

大学での勉強と進路

3人とも、1学期が終わったばかりだけれども、すでに作品や制作プロセスに変化が見られます。また、個人指導の先生との進路相談があって、来年度どこで学ぶかは大体決まっています。
新川君は、元々はイラストレーション志望だったけれど、先に表現したい事が強くあるからということでファインアートのコースを探しています。ゴールドスミスなんかぴったりじゃないかなという話になりました。本人も気になっている大学のようです。スケッチブックの中は、昔よりももっと色々なことが起こっているという感じで、イギリスでの生活をとおして、興味の幅が広がっているのが魅力的でした。
小林さんは、元々グラフィックデザイナーになりたいということで、そのまま同大学のグラフィックデザインコースを考えています。現地の先生からは、合否に関して「君は心配することないよ」といわれているとのこと。今、コンピュータが壊れてしまっていて、作品が見られなかったのが残念でしたが、海外芸術大学留学科で制作した自分の作品ファイルをみつけて中を見ながら、今の作品は昔と比べて変わってきているという意見でした。大学以外の勉強としても、同期の卒業生とコラージュブックを作ったりしているようです。
篠田君は、ミュージックビデオを作りたいということで、そのまま同大学の映像科に進むことを希望しているようでしたが、文際アートカレッジの教師陣からは、清潔感あふれる写真が魅力だから、写真のコースでもいいんじゃないかなという意見がでました。

生活のこと

食べ物の話では、3人ともパスタを結構食べているとのこと。初めての一人暮らしの場合、スクランブルエッグを作るのにも料理の本を見ながらだったということもあります。今では色々と作れるようになったそうです。和食がないから作っているという人から、お米は全然食べなくても大丈夫という人まで様々なようです。
フラットの話では、友達から紹介されたフラットでイギリス人の大学生と日本人の社会人と3人でシェアをしているという話になりました。イギリス人は夏休みに大学で英語を教えていて、小林さんは英文エッセイの添削をしてもらったようです。他の学生からいいなーという声があがりました。
古着の話にもなりました。ちょうど小林さんが着ていたワンピースがかわいくて、どこで買ったのかという話になりました。カムデンマーケットにて4ポンドで購入とのこと。日本円で1000円くらい。今回、帰国して渋谷を歩いていたら、見ず知らずの立教大学の女の子に声を掛けられたとか。「どこで買ったんですか。」「古着屋で。」「どこの古着屋ですか。」「ちょっと遠いんだけど。」「どこですか。」「ロンドンで。」「ああ、遠いですね。でも行ってみたい。昔お守りだったイギリスのコインをなくしてしまって。。」「じゃあ、新しいコインを持ってるからよかったらどうぞ。」「ありがとう、いいんですか、友達になってください。」という会話に一同大笑いしました。イギリスでは、古着とか中古品とかがとてもいいということで、卒業生は結構利用しているようです。

海外芸術大学留学科 同期生とのこと

「時々、同期生とは距離をおきたいというような人もいるけれど、どうですか」という質問に対して、最初、大学附属語学コースの勉強のときには、毎日顔を合わす環境だったので、もういいって思ったこともあったようですが、今は、同じコースにいても会う機会もほとんどなく、誰かの誕生日会などを理由に集まるのが楽しみになっているとか。そこでは、作品を皆が見せ合う批評会が始まるそうです。「海外芸術大学留学科のあのクリティカルな意見がなつかしくて、今度そのための集まりをやろう」という話もあるそうです。大学が違ってもお互いに何か新しいことをやっているのか、おもしろいことをやっているのかということが気になるそうです。

3人の表情から、さらにいきいき、のびのびとしていた様子がうかがえたので、来年以降の再会が楽しみです。次回は、可能なら、今年度も行ったような、在校生のための卒業生によるプレゼンテーションを開きたいと思いますので、みなさんよろしくお願いします。

小林圭さんは、帰国前に、メールでも現地での様子を教えてくれました。

先日CSMのテキスタイルBAコースに行っている人と話す機会があったのですが、LONDONにいる日本人の中でのbAC(JCFL海外芸術大学留学科の旧名称)の知名度が高いことに驚かされました。文際アートカレッジの~と言うとその先は説明がいらない程です。そしてそのテキスタイルに行っている人とお話をしている時に私もbAC卒業生だという話をしたら「文際を卒業した子って本当にみんな頑張り屋でまじめで良い人達ばっかりだよね。」と言われ、自分もbAC卒業生の1人としてとても胸を張れました。そして本当にbACに行っていてよかったな。と心から思いました。

それ以外でも授業の小さなことでもbACにいた経験で動揺しなかったり、授業の進み方自体bACとほとんど変わらないのでその度にbACでの経験が役立っているなっと感じ本当にbACに入り1年間必死に、がむしゃらに頑張って良かったなと思いました。

フォトギャラリー

かわいい古着がよく似合う小林さん
卒業生プロフィール
小林圭さん

埼玉県立芸術総合高等学校卒業後、文際アートカレッジ入学。現在、英国セントラル・セントマーティンズ・カレッジ、ファンデーションコースで勉強中。グラフィックデザイナーをめざしている。

新川秀人君

大学入学資格検定取得後、文際アートカレッジ入学。現在、英国キングストン大学、ファンデーションコースで勉強中。ファインアーティストをめざしている。

篠田義仁君

早稲田大学卒業後、文際アートカレッジ入学。現在、英国ロンドン・カレッジ・オブ・ロンドン、ファンデーション映像科で勉強中。

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