海外芸術大学ワークショップ Goldsmiths, University of London|日本外国語専門学校 海外芸術大学留学科

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授業レポート 【海外芸術大学ワークショップ】
“Working Words – Words that do what they say”
(働く言葉たち-言葉たちは彼ら自身を語る)
Goldsmiths, University of London

イギリス・ボンマス芸術大学の先生の授業

 

ライフドローイング

ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ  デザイン科
マーチン・コンリーン先生


毎年、海外芸術留学コースから学生を送り出している、世界をリードするロンドン大学ゴールドスミス・カレッジから、デザイン科のマーチン・コンリーン先生をお迎えしました。午前と午後にわたるワークショップで、「言葉」と「マテリアル(材料)」の関係について、アイデアを探りました。



ファッション・デザイン科のワークショップ

今回行われたワークショップは、コンリーン先生が修士(MA)の学生を対象に実施したものです。コンリーン先生は、ゴールドスミス修士課程によるマテリアル資料収集の企画に係わっていて、その過程でマテリアルと言葉の関係を考えるために考案されました。

ワークショップは、何かひとつのマテリアルを取り上げ、その一般的な用途や目的を活かし、その用途や目的をうまく使うことで、それを言葉のデザインに仕上げるというものです。

この課題は、一見とても難しく感じられます。しかし、なぜ難しいのだろうと考えること自体がワークショップの重要なきっかけでした。その難しさは、私たちが日常生活の中で、何の疑いもなく「言葉」と「マテリアル」を使っていることに由来します。例えば、「針金」という言葉を私たちは疑いなく使います。しかし、その「マテリアル」にふれて初めて感じられるような「硬さ」、「重さ」、「肌触り」などを、すべての人が同じように共有しているわけではありません。そこで、それらの「マテリアル」に直接触れて初めて感じられる様々な思いを、デザインに活かそうと考えることが、このワークショップのテーマでした。



他の大学のデザイン科が、グラフィックやプロダクト、そしてファッション等に細かく分かれているのに対して、それらを細分化せずに学ぶところに、ゴールドスミスの最大の特徴があります。つまり、私たちは何を「デザイン」と考えているのだろう、と考え直す事が、重視されているのです。

ワークショップのもうひとつの難しさは、アイデアを考える方法があらかじめ決められているのではなく、その方法もまた、学生一人ひとりのゆだねられていることです。

しかし、その分、ワークショップの時間を通じて、コンリーン先生は学生一人ひとりと丁寧に会話し、そこから学生一人ひとりの異なる可能性を引き出してくれました。日本では、多くの場合、課題はその成果物で評価されます。しかし、英国、特にゴールドスミスでは、その過程そのもの、その過程でやり取りされる、創造的で知的な会話を通じて、学生一人ひとりが自分の可能性を見つけるところに最大の特徴があります。その意味で、このワークショップは、英国での学習を先取りする、とても良い機会になりました。

 


【ロンドン大学ゴールドスミスカレッジに進学した海外芸術大学留学コース卒業生】
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