日本外国語専門学校 海外芸術大学留学科 芸術留学プログラム

海外芸術大学 入学審査
ロンドン芸術大学
ポートフォリオ審査レポート 2008年1月21日

入学審査の様子

トニー先生来日

 今年度の入学審査の第2弾は、ロンドン芸術大学です。担当はロンドン・カレッジ・オブ・ファッションのトニー先生。いかにも世界で最大のファッション大学の先生らしいくファッショナブルでクールなスタイルの先生は、実はとても優しい英国紳士なんです。

どきどきの審査

 審査時間は30分、その中で今までの学習の成果を、もちろん英語で伝えます。みんなドキドキではあるものの、やはり自分がいつも使っている教室で審査を受けられることには大きなアドバンテージがあります。そして審査が始まると、まるで個別授業をうけているような親しい雰囲気が生まれます。

私の事を覚えていてくれた

  学生たちがトニー先生にお会いするのは、じつは審査のときが初めてではないんです。去年の10月に、学内で特別授業を担当していただきました。でも学生は、まさか自分の事を覚えていてもらえたとは、思いませんでした。ある学生は「君が10月に作った作品を覚えているよ」という一言を聞いて、すっかりリラックスして審査に望むことができました。

遠い将来の自分

 審査を受けた学生は、30分の審査体験の中から多くの事を学びます。一人の学生は、トニー先生の指摘を通じて、自分が予想以上に大きな世界とつながっている事を実感しました。先生との会話を通じて、自分の求める満足が、作品を作ることで終わるのではなく、遠すぎて見えないと思っていた自分の将来の姿と、直接につながっているんだということを知りました。

英語のほうがうまく伝わる

 ある学生は、審査を通じて「英語のほうがうまく伝わる」ことに気づきました。審査でプレゼンテーションをするには、自分の作品の事を端的な言葉で表現しなければなりません。じつはこれが結構難しいんです。その際、頭を英語に置き換え日本語を英語に翻訳することで、シンプルな言語表現で自分の作品の事を考えることは、とても重要な体験です。

トニー先生の感想

 JCFLでロンドン芸術大学の審査を行うようになって、もう10年がたちました。そして毎年のように、トニー先生と中村先生が一緒に審査を担当してきました。そのトニー先生が今年、中村先生に伝えた親しみをこめた感想は、審査が「Easy job」に終わったことへの感謝でした。つまり準備が完全にできている学生の審査は、「楽な仕事」だったのです。

 
 
 
 
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