日本外国語専門学校 海外芸術大学留学科 芸術留学プログラム

海外芸術大学 入学審査
ボーンマス芸術大学
ポートフォリオ審査レポート 2008年2月18日

入学審査の様子

ポール先生来日

 今回の入学審査は、ボーンマス芸術大学です。担当はポール・ヒルトン先生です。ポール先生はボーンマスを卒業後、数年間をアニメーションの世界で過ごした後で再び母校に戻り指導を始めたとても若く精力的な方です。2月だというのにジャケットの下は半袖シャツでした。

たっぷりとした審査

 一般的なポートフォリオ入学審査は30分ですが、この日の審査は約1時間かけて行われました。その理由は、決して学生の作品に問題があったからではありません。学生の作品をとても丁寧に見ていただき、ゆっくりとディスカッションが行われたために、予定の時間をオーバーすることになりました。

学位過程へのスキップ

 ポール先生が、審査にたっぷり時間をかけた理由は、入学を希望する学生の実力が、学生本人が自覚する以上の内容を含んでいたためでした。つまり、学生自身は当然ファンデーションのレベルで入学すると考え、そのように入学願書を用意して審査に臨んだのですが、ポール先生は学生の実力が、それ以上であることを見抜いていたのでした。

合格通知

 ポートフォリオ審査では、多くの場合、審査直後に直接本人に、審査の結果が伝えられます。ポール先生は、学生とのディスカッションを通じて、学生の専門分野に対する知識や、まじめな取り組みについて十分に確信を得ることができました。そして、最終的に学生の進路に迷いがない事を確認したうえで、学位過程への入学許可を告げていただきました。

ファンデーションコース

 英国の芸術大学は3年制ですが、実際には入学前に1年間のファンデーションコースに入り、芸術の基礎的な学習を幅広く行い、学生の可能性を広める事が行われます。ファンデーションコースは留学生のためにあるのではなく、英国の学生も、基本的には高校卒業後、1年間をこのコースで学んだ後で、3年間の学位過程に進学します。簡単に言えば、英国の芸術大学のシステムは、1+3の4年間で構成されているのです。

 
 
 
 
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