日本外国語専門学校 海外芸術大学留学科 芸術留学プログラム

卒業生
ロンドン芸術大学でデザインを学ぶ
卒業生が日本でインターン!

イギリスのロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ・カレッジ・オブ・アーツでプロダクトデザインを学ぶ海外芸術大学留学科の卒業生が、一時帰国中にJCFLの紹介でインターンシップ体験!その時の様子を語ってくれました。

卒業生
ロンドン芸術大学
セントラル・セント・マーチンズ・カレッジ・オブ・アーツ
プロダクトデザイン専攻
2004年 海外芸術大学留学科 卒業 
東京・聖ドミニコ学園高校出身

 インターンとは? 

 イギリスの大学生はだいたい夏休みを使ってインターン=現場実習をして、実力をつけたり、業界の勉強をします。それは大手企業が企画してやるものから、中小企業や小さなデザイン会社に直接頼み込むようなものまで様々です。勉強させてもらうのだから普通のアルバイトとは少々違って、全く無給で朝から晩までやらされるところもあれば、お昼ご飯や交通費が出たり、いいところだとちょっとしたお給料が出る所まであります。インターンで重要なのはもちろん現場で実際のデザイン活動に触れ勉強していくことですが、外国ではそのインターンの経験によって社会人として適性ありとみなされたり、やる気のある学生として高く評価されたりと、何かと履歴書上での評価に大きく反映されるので、皆必死になってインターンを探します。私は今回JCFLの海外芸術大学留学科の窓口にインターンの相談をしたところ、日南という素晴らしい会社を紹介して頂きました。

 インターンシップ先はどんな会社?

 日南という会社は日本の大手メーカーの製品などのモックアップを作る会社で、プロダクトを作るのに欠かせない影の立役者的な会社です。デザインだけでなく、製造方法や加工のプロセスなどにも興味のあった私にはまさに宝箱のような場所でした!車の型を作るような大きな門型という機械があったり、アルミに色を付けるアルマイトという部屋があったり、モデルに文字を入れるシルクという現場も見学させていただきました。どこもここも、ただのメーカーデザイン部やデザイン事務所では見られないような現場を直接見られる良い経験をしました。

 インターンシップ先ではどんなことをしましたか?

 私がお世話になったのは日南の持っている開発部IDという場所で外注のデザインのお仕事をしている所です。そこでは、実際に今手がけている携帯電話のデザインのお仕事を一緒にやらせていただいて、アイディアスケッチからモデリング、レンダリングまでの一連の作業を自分のデザインでやらせていただきました。初めのうちは少々緊張していましたが、スケッチ段階で様々なアドバイスを頂いたり、不得意だった3Dモデリングなども丁寧に教えてもらったりと、徐々にコミュニケーションを重ねるうちにすっかり現場にも打ち解けることができました。

 特に印象に残ったことは?

 途中で進行していたデザインの版下作業をやらせていただいたのですが、その製品の量産型がインターンが終わる間際に上がってきて、それを見ることができました。実際に工場で生産される一歩手前の製品に自分がやった作業が反映されていて、あぁ、これからこれが大量生産されて知らない人の手に渡って行くと思うとすごく感動しました。 プロダクトデザインだけではなく、日南の持っているショップの一部内装のデザインを考えたり、実際ショップで売る製品の仕上げ作業を工場の一部を借りてやらせてもらったりと、様々な作業をさせてもらいました。日南IDの皆様はとても親切で、作業を教えてくれるだけではなく、デザインについて熱く語ってくれたり、人生相談にのってくれたり、ご飯や遊びに連れていってくれたりと、ただのインターン生という枠を越えて接してくれました。

 インターンを終えての感想は?

 1ヶ月という短い期間でしたが、創造を悠に超えて貴重な経験ができ、人生の新たなる師匠を得、学生生活最後の夏休みを存分に充実させることができました。これからは留学の総仕上げとして卒業制作、卒業論文さらに就職活動と怒涛の日々が待っていますが、今回得た知識経験を生かし良い作品を作っていきたいと思っています。

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