日本外国語専門学校 海外芸術大学留学科 芸術留学プログラム

卒業生
JCFL FORUMにも出展!ロンドン芸術大学
セントラル・セントマーティンで学んだ卒業生来校

芸術留学・ロンドン芸術大学セントラルセントマーチンでグラフィックデザイン/イラストレーションを学んだ卒業生が来校!

名門ロンドン芸術大学セントラル・セントマーティンズ・カレッジ・オブ・アート&デザインでグラフィックデザインを学んだ海外芸術大学留学科の卒業生が来校しました。11/24~26まで開催されるロンドン芸術大学協賛の芸術イベント『JCFL FORUM』では自身の作品を出展したり、イベントのアシスタントも務めてくれています。
今回のインタビューでは、ロンドン芸術大学のキャンパスライフや自身の作品について語ってくれました。

芸術留学・セントラルセントマーチンでグラフィックデザイン/イラストレーションを学んだ卒業生
2008年 ロンドン芸術大学 セントラル・セントマーティンズ・カレッジ・オブ・アート&デザイン グラフィックデザイン(イラストレーション)専攻卒業
2005年 海外芸術大学留学科 卒業 
神奈川・東京横浜独逸学園高校出身 

 芸術留学をしようと思ったきっかけは?  

 バレエをずっと習っていて、16歳の時に学校を休んで半年間イギリスにバレエ留学をしたことがあるんです。日本にいる時は‘将来はプロになれるかな’と簡単に考えていたのですが、いざ本場に行ってみると周りが凄すぎてこれは無理だと諦めました。急に何も無くなってしまって、日本に戻ってこの先どうしようかと考えた時に、自分はやっぱり何かを表現したいと思ったんですよ。言葉じゃない何かで。ファッションは好きでしたし、バレエの衣装にもいつかつながるかなと思って漠然とファッションデザイナーに憧れ始めました。ファッション雑誌にはよくロンドンのデザイナーが出ていたので、ファッションやるならロンドンかな、と。笑)

 海外芸術大学留学科で留学準備をしようと思ったのはなぜ?

 海外の芸術大学が集まるイベントがあって、とある大学のブースに行って自分のスケッチブックを見せたんです。美術は週1回程度の授業しかなくてちゃんと習ったことは無かったんですが、自分では結構イケてると思ってたんですよね。でも大学スタッフに「これでうちの学校に入ろうと思ってるの?ムリムリ」と軽くあしらわれてしまって。すっごく悔しかったんですが、そのスタッフが「本当に入りたいなら海外芸術大学留学科に行けば?ポートフォリオの作り方とか教えてくれるしサポートしてくれるから」とアドバイスしてくれたので、「絶対にすごいの作って見返してやる!」とすぐに入学手続きを始めました。笑)

 どうして専攻をファッションからグラフィックデザインに変えたの?

 海外芸術大学留学科では、自分を考えるような課題が多かった。言葉では表現できない自分の思いや自分そのものを表そうとするうちに、“自由に表現する”ということが楽しくなってきたんです。中村先生には「ファッションデザインは制限があるよ。ニキはもっと自由な方が合ってるかもしれない。」とアドバイスをもらって、迷っている時に、梅枝先生が「グラフィックデザインはどう?」と持ちかけてくれたんです。セントマーチンのグラフィックは自由がきくというし、グラフィックならアートだけで終わらせずデザインとしてあらゆる分野で活かせるかなと思いました。

セントラルセントマーチンでイラストを勉強した卒業生・芸術留学 セントラルセントマーティンではどんな勉強をしたの?

 紙面の全体の構成や画像ソフト、映像やWEBの基本的なことを1年次に勉強して、2年になるとひたすら各専攻に分かれて作品作りです。私はイラストレーションを専攻したのですが、週に1回くらいクラス全員が集まって1人ひとりプレゼンテーションを行います。みんなで作品を見ながらディスカッション。‘ここが好き’とか‘どうやったらよくできるか’とか色々なアイディアや感想を出し合うんです。

 海外芸術大学留学科で留学準備をして何がプラスになった?

 ほんとJCFLに行って良かったと思います。例えば、スケッチブックを使ったリサーチが作品作りにどれだけ重要かを学びました。JCでは課題ごとにスケッチブックを1~2冊使っていたのですが、今でも同じペースで使っています。作品作りのプロセスやその時感じていたことが形として残るので、色々ヒントになるんですよ。それからJCのユニークな課題の数々。つまらない物からでも作品が作れることや、日常生活からインスピレーションを得ることを教えられました。

 今回のイベントに関して

 今回のイベントでは、卒業生の作品が沢山出展されるのですが、そのキャプションをデザインしたり、ロンドン芸術大学のワークショップに参加した人向けの証書をデザインしたりしています。イベントには私の作品も出展します。環境をテーマにした絵本です。ロンドンではエコが流行りのようになっていて、あらゆる所に情報があるのに自分の中に入ってくるものが無かったんです。難しい内容を簡単に、もっと身近に感じたり考えらえるようにできないかと考えた時に、自分はイラストで伝えられるんじゃないかなと思ったんです。大人も子どもも楽しめる絵本を作ろうと思って作ったのが今回出展している絵本です。

 将来の夢

 今回の作品を持って出版社を回ってみようと思っています。後はもっとデザインの勉強をしたいかな。ペインティングは今も好きだし、テキスタイルにも興味があるんです。ファッションにもつながるし。そして色々な人とコラボして作品を作っていけたらと思っています。

 芸術留学を考えている人へのメッセージ

 JCFLに行け~!の一言ですね。笑) やっぱり日本ってすごく平和で、そのまま人生を送れちゃうと思うんですが、人間として、アーティストとしてリスクが必要だと思う。一度生まれ育った場所から離れてみて、ロンドンのように世界の色々な所から来た人たちとあらゆる文化に触れてみることはすごく勉強になります!自分のことも分かるし、日本の良さ・悪さ、今まで当たり前だと思っていたコトが実はそうではない!ということも分かる。その準備の段階として、私はJCFLに入ってよかったと思います。アートだけでなく自分のことも知ることができた。それはJCFLが1人ひとりを大切にして、自由にその人のスタイルを伸ばしてくれる学校だったからだと思う。先生方もみんな面白いしとても熱心で、先生という仕事でなく好きでやっているんだなと感じられる方ばかりです。

卒業生バックナンバー

©  2008 Japan College of Foreign Languages