日本外国語専門学校 海外芸術大学留学科 芸術留学プログラム

卒業生
ロンドン芸術大学セントラルセントマーティンで
グラフィックデザインを専攻する先輩に話を聞こう!

芸術留学・イギリスの大学でコスチュームと舞台デザインを学ぶ卒業生来校!

海外の大学が長期休みに入ると、世界各地から卒業生が集まり、大学の授業や雰囲気について生の声を聞かせてくれるのが、海外芸術大学留学科の魅力の1つ!今回は、ロンドン芸術大学(ロン芸)セントラルセントマーティンズで、グラフィックデザインを専攻する小林先輩の来校時の様子をお伝えします。
★8/6は小林先輩と会えるアートイベントがあります。詳細はこちら>>

芸術留学・ロンドン芸術大学留学、セントラルセントマーティン留学、卒業生来校!
ロンドン芸術大学セントラルセントマーティンズ グラフィックデザイン専攻
2006年 海外芸術大学留学科 卒業 
埼玉県立芸術総合高校出身 

 わざわざ海外に行ってアートをやろうと思ったきっかけは?  

 美術系の高校に通っていて、大学も美大に進もうと考えていました。美大専門の予備校にも通ったのですが、高校で美術の基本的なことは学んでいたので、大学で4年間また同じようなことを繰り返すのかなと戸惑いを感じ始めたんです。予備校でデッサンばかりやらされてアートが嫌いになりかけていた時に、両親が「ムリしなくてもいいんじゃない?海外にも美大はあるよ。」その一言で新しい選択肢が見えてきたんですよ。

 日本の美大と海外の美大、違いはどんな所だと思う?

 日本の美大はスキル重視。結果重視というか、できた作品で評価が全て決まります。極端な話、課題を与えられて29日目まで何もできていなくても30日目に良い作品が出来上がればそれでOK。海外の美大はプロセス重視です。例えば、私の通っているセントマーチンなら、1週間目に何を考え、リサーチし、それを2週目にどう形に起こしていったのか、というプロセスを全部見てくれるんです。

 名門ロンドン芸術大学に入学!!入学試験はどんな感じ?

 ロンドン芸術大学から学校に先生が来て、私たち一人ひとりの作品を見て審査をしてくれました。私の時は1人に 1、2時間かかりましたね。質問を受けたり話したりしながら、ここ数年間のデッサンを見せるんです。自分の人生まで見てもらうようなものですね。1つひとつの作品への反応が目の前で見られるのが良かったです。国語と英語、試験の日に描くデッサンだけで合否が決まってしまう日本の美大とは違うなあと思います。

ロン芸のセントマーティンに留学中の先輩が後輩たちにアドバイス
 セントマーティンではどんな勉強をしているの?

 普通グラフィックデザインと聞くと、パソコンを使い2Dを主としてポスターやパッケージデザインを制作するイメージが強いですが、CSMのグラフィックデザインはコンセプトに重点をおき、そのコンセプトに一番合った作品を制作します。それが3Dであったり、インスタレーション形式の作品でも、コンセプトに沿ってさえいればどんな型の作品でも作成して良いという少しFine Artよりな考えの学校です。/09年4月の現地レポートより引用>>

 この先どんな作品を作っていきたい?

 誰かの大切なもの、愛しいものになれるようなものを作り、世界に発信していけたらいいなと思います。私の作品があることによって、誰かの日常がちょっとでもプラスアルファに感じられて、その嬉しい気持ちが色々な国でパッパッと電気のように点り、つながっていったら嬉しいですね。

 海外でアート★何が魅力?

 日本にいた頃と比べると考え方も180度変わったし、視野も広がったなあと思います。私のいるセントマーチンには30カ国くらいの国から留学生が集まっていて、人生のバックグラウンドが様々なんですよ。そういう人たちと出会って人生観が大きく変わりました。それから、日本からこんなに離れた所まで来て自分の好きなことやっている、やらせてもらっているんだ、という思いが今の自分の支えになっていますね。作品作りがうまくいかない時も、そのことを思うと、頑張ろうと思えます。

★小林先輩は8月6日の「芸術留学フォーラム2009 留学中の卒業生によるチュートリアル体験」に登場します。 イベントの詳細はこちら>>>

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