日本マイクロソフト

アメリカ・インディアナ州立大学
マーケティング専攻卒
アメリカ留学コース卒業
神奈川県立横浜平沼高校出身

留学で身に着けた強さと根性が内定の鍵

お遊びでなく、海外で大学生活を送りたい!
アメリカの大学への2年次編入システムのあるJCFLへ

中学の頃から英語が好きで、いつか留学をしてみたいと思っていました。ただホームステイや1年くらいの交換留学では楽しむだけで終わってしまう気がして、何とかアメリカの大学に入る方法はないかと調べているうちに出会ったのがJCFL留学科。1年でアメリカの大学に入る準備ができ、しかも単位移籍をして2年次編入ができるところも気に入りました。

海外大学に似た環境で学べるJCFL。
培った英語力やクラスメイトが留学生活を支えてくれた。

JCFLには海外の大学と似た環境があり、たとえば洋書を使った英語での授業も充実しています。ですから、現地の大学で英語オンリーの生活が始まっても抵抗感やギャップを感じませんでした。特に内宮先生の授業で培った英語の基本的な読み書きの力は、アメリカの大学で大量のテキストを読みこなすのにとても役立ちましたね。そして、私は日本の友人たちと同じ時期にアメリカの大学を卒業することを両親と約束していたので、勉強面はかなりハードでしたが、励みになったのはJCFL時代のクラスメイト。大変な時でも、同じアメリカの大学で頑張っている仲間がいると思うと、自分も負けてはいられないという気になりました。

実践的な授業が多いアメリカの大学。
ホンダ車のマーケティングコンテストに出場!全米10大学に選ばれました。

私が学んだ「マーケティング」とは、一言でいうと「いかに物を効率的に売るか」という勉強です。大学ではマーケティングのコンセプトを学んだ後、実際の商品を取り上げてマーケティング方法を考えたりプレゼンテーションをしたり、と実践的な授業が多かったですね。特に思い出に残っているのは、ホンダ本社が主催する「CRZ」というハイブリッド車のマーケティングのコンテストに出たことです。
 
まずクラスで3人1組のグループごとにマーケティングのアイディアを競い、1位になったチームが大学代表としてホンダ本社にアイディアを提出。そこから全米で27大学が選ばれました。さらに27大学対抗のコンテストがあり、10大学を選抜。なんと私のチームがそこに残ったんです!最終的には各チームに実際の車(CRZ)が貸し出され、6週間かけてマーケティング案を実践!私のチームは、地元で人気のフットボールの試合やFacebookやツイッター機能を活用。さらには地元のバンドやラジオのDJ、新聞社ともコンタクトを取り、PRをしました。この経験を通じて交渉の力が一気についた気がします。いろいろな人が協力してくれて、人とのつながりの大切さを強く感じました。

帰国から1ヵ月で就職内定!マイクロソフト社内定までの就活の流れ。

日本は就職難ということで、母がとても心配していたのですが、ふたを開けてみれば帰国して約1ヵ月で内定をいただくことができました。「留学生は日本での就職に不利」という心配をする人もいますが、まったく逆だと思いますよ!私はアメリカにいる間に少し準備を進め、面接や試験などの本格的な就職活動は日本で行いました。以下がその流れです。
 
【2010年秋】日系企業の参加が多いといわれるボストンキャリアフォーラム(企業合同説明会および一部採用試験実施)に参加。3日間でNTT Docomoやソニー等、8社の説明を聞きました。NTT Docomoは最終面接までいったものの内定には至らず、「もっと準備をしないとだめだ」と実感しました。
 
【2011年6月】卒業まであと2ヵ月。留学経験者を対象とした就職支援サイトに登録しました。希望の職種や業界を担当者に伝えると、企業選びから帰国後の面接日時の設定までを行ってくれるというシステムになっています。私は、営業職を経てマーケティング業務に携われるような企業を希望しました。
 
【2011年8月後半】大学を卒業し、日本に帰国。帰国翌日から面接試験が始まりました。採用試験を受けたのは、マイクロソフトを含めて5~6社。ほぼすべてIT系でしたね。マイクロソフト社の採用試験は、履歴書の提出に始まり、webテストや複数回の面接試験、パソコンテストなどがあり、最終試験は6次。でも9月末には内定が出ました。

企業は留学経験者を積極採用しています!
海外大学進学は、大きく成長できるチャンスです。

何社かの採用試験を経験して感じたことは、今、企業は良い人材を求めていて、海外留学経験者の採用に積極的だということです。私も8月後半から就職活動をスタートしましたが、まだまだ大手企業も留学経験者対象の採用試験を行っていました。なぜ留学経験者かというと、企業が求めているのは「強さと根性のある人」「自主性のある人」「物事を切り開く思考力のある人」。留学生活では、言葉や文化の壁にぶつかることもたくさんあり、その時には自分の考えを主張し、それと同時に相手の意見を聞き、物事を調整していかなくてはなりません。こうした経験がしっかり自分のものになっていれば、何を聞かれても大丈夫。私も留学する前は、人前で話すことさえ苦手でしたが、留学生活を通して自分に自信がつき、どんな面接官の前でも自分の言葉で堂々と語ることができるようになりました。答えに詰まるような質問や厳しい雰囲気の試験も多々ありましたが、留学で努力したことや得たものを整理し、具体的な例を挙げながらお話しすれば、納得していただけることばかりでした。
 
海外の大学に進学するということは、準備が必要ですし大変なこともありますが、私は絶対に日本の大学よりも成長できると思います!いろいろなことに挑戦できるチャンスなので、少しでも興味があればまずは話を聞きに来てください。