【イギリス芸術留学】
キングストン大学
プロダクト&ファニチャーコース

海外芸術大学留学コース 2014年卒
都立小石川高校/横浜市立大学出身

【卒業生レポート】JCFLで1年アート&デザイン+英語を勉強。結果的に、
芸術経験のない私が志望大学にすべて合格することができました。

美しく、住みやすいキングストンの街で留学生活中

私はロンドン中心から電車で約30分の郊外にあるキングストン大学のプロダクト&ファニチャーコースに在籍しています。キングストンは東京でいうと成城や世田谷のような閑静な街で自然がありながら、たくさんのスーパーやマーケットがありとても住み心地の良いところです。ロンドンでも一番安全で綺麗な街としても知られており、生活するには申し分のないところです。
 
キングストン大学のデザインコースはイギリス国内でも有数で全てのジャンルがあり、とりわけファッションは世界3位、プロダクトは今年のGardianでイギリス1位となりました。イギリスらしい資質剛健な大学で、先端の技術を学びながら、”Thinking through Making (作りながら考える)”をモットーとし、パソコン画面をとおした仮想的な方法ではなく、直の経験や、材料を使い、試すことでしか得られない実践的な知識や理解を教育しています。先生方との距離が近いことでも有名で、どのコースでも先生やスタッフから丁寧なアドバイスやチュートリアルがもらえるのでわからないことや不安なときはとても心強いです。

プロダクトと家具両方を専攻。
しっかり学び、しっかり休む。メリハリを大切にするイギリスの学習環境

私の在籍するコースはイギリスでも珍しく、プロダクトと家具の両方を学べます。イギリスで活躍する先生方は国内のトップのデザイナーとの交流も深く、頻繁にゲスト講師を招き、彼らから直接指導を受ける機会が得られます。3D workshop(工房)はイギリスでも有数の充実した環境で、どの機器も自由に使えるので、模型作りから本作品まで一貫して手と頭を使って考えることができます。これはプロダクトを学ぶ上では非常に大事なことで、度々現役のデザイナーからも評価をもらっています。
 
課題中は忙しいですが、そこはヨーロッパ。しっかり休むことも大事だという慣習があり、過度な疲弊する生活はあまりなく、時々クラスメイトと会食し、長期休暇のときはスクールトリップや個人的にヨーロッパへ旅をします。過密でないからこそ、さまざまなヨーロッパのデザインや個人でのリサーチを通してデザインを学ぶ、これがキングストン、イギリスの美大の魅力の一つだと感じています。

芸術留学に導いてくれたJCFL。手厚いサポートが学習意欲を高めてくれました

JCFLに入学前、私は日本で大学を卒業し数年の社会経験を積んでおりましたが、芸術を専門的に学んだ経験はありませんでした。ましてや海外や留学の知識が乏しかった私にとって、芸術も英語もそして留学に対する悩みも親身になって答えてくれるJCFLの一年間は非常に濃密なものでした。先生方は現役のアーティストやデザイナーをはじめ、美大留学を経験された方やイギリス、アメリカから来た方で構成されています。学生はほとんど全員、アート&デザイン、英語の経験がないので先生方からの手厚いサポートを受けながら助け合って過ごしました。カリキュラムを越えた柔軟な対応をしてくださるのも魅力的で、早い時期に英語の試験(IELTS)に合格した私には、その分アートへ充てる時間を増やしてくださいました。結果的に、芸術経験のない私が一年間で志望校の大学にすべて合格することができました。

実際に留学して分かるJCFLでの学びの成果

これは留学したJCFL生同士で時々話題になることですが、JCFLで学んだ、作品を制作する上で欠かせないリサーチ力は、留学しても有効かつ優れたものです。多くのJCFL生が各々の大学の先生や学生からそのリサーチ力を驚かれています。これはJCFLがこれまでに培って来た留学後を見据えたカリキュラム、各方面で活躍する先生方がサポートするからこそのものだと思います。留学して2年近く経ちますが、今でも当時のことを思い出しては頑張ろうと自分を励ましています。

大変だからこそ価値のある留学

留学は費用、語学、年齢、さまざまな点で悩みが尽きないと思います。しかし留学で得られる経験とアイデンティティは今後、その道で生きていく上で重要な役割を果たすと考えています。その証拠に、卒業生の中には世界で活躍する方もたくさんいらっしゃいますし、私もまだ学生の身ながら一流のデザインオフィスでインターンシップの経験をすることができました。これは日本にいてはなかなかできないことです。留学を少しでも考えているならば、ぜひまずはJCFLに相談に行ってみてほしいです。