【イギリス留学】
サセックス大学大学院
開発人類学専攻 進学
サセックス大学
国際関係学(開発学)専攻 卒業

海外留学科イギリス・オーストラリア留学コース2014年卒
東京都立国分寺高校出身

【海外留学科卒業生レポート】イギリスの大学卒業後、
海外インターンなどの経験を経て
サセックス大学の大学院へ進学する先輩をご紹介!

※写真右側が和田さん

学びたいと思う大学がない…そんな時見つけた「海外大学進学」
― 私にはこれだ!と確信。JCFL卒業生の大学生活や留学に対する姿勢、
学んでいることをプレゼンする堂々とした姿に憧れました。

私の高校は進学校で、周りの友人たちは高校1年生の時から国内の有名大学への進学を意識しているような環境でした。そんな環境の中で私は進学したいところがないな…という思いを抱えたまま過ごしていました。そんな時、ある進学情報誌を見たのがきっかけで、海外大学進学という道があることを初めて知りました。もともと英語が好きで興味があり、将来は英語を使って働きたいなと考えていた私にはこれだ!と思いました。
 
ですが、当時は学校の先生も親も日本の大学への進学を希望していたため同意を得ることができませんでした。私は元から国際関係に興味があり、自分でも海外の実態を見てみたいと思い、高校2年生の春休みを利用し、自らエージェントを通して申し込み、フィジーへ渡航しました。思い立ったらすぐ行動してみよう思うほうなので、フィジーへの渡航もかなり直前に決めました。フィジーには2週間滞在し、現地の学生たちと共に英語の授業を受けましたが、周りの学生たちがすごく親切にしてくれたことや、自分と同年代ながらそれぞれが自分の意見をしっかりと持っており、自分の将来の夢のためにこういうことを勉強しているといったことをはっきり述べている姿に感銘を受け、感化されました。また、フィジーでストリートチルドレンを実際に見て衝撃を受けたり、電気やガスが止まったりと、今まで日本では経験したことがないようなことを通して、世界的な問題にさらに興味を持つようになり、留学への思いもさらに強くなりました。
 
私はフィジーに行ったことでさらに国際関係学やユニセフのお仕事への興味が高まり、国際関係にまつわる著書も読んだりしていましたので、やはり今後はそういったことを学びたいという気持ちが強かったです。JCFLを知ったきっかけは、母の友人からお話を聞いたことです。JCFLには幅広い専攻があり、大学編入のコースもあったので、国内大学への進学を希望していた両親を説得しやすかった部分もあります。JCFLのオープンキャンパスには何度も足を運びました。特に印象に残っているのが海外大学留学フェアの「卒業生ライブ」です。すでにJCFLを卒業し、海外の大学に留学している先輩たちが自身の大学生活や留学に対する姿勢、学んでいることについて堂々とプレゼンしており、その姿に憧れました。また、英語を勉強するのではなく、「英語で学問を勉強する」という点も魅力に感じました。私自身、試験のための勉強ではなく、将来役に立つ勉強をしたいと思っていたので、JCFLの先輩や先生のお話を聞いて、JCFL+海外での学びは私の考えにも合致していると感じました。

勉強するのがおもしろい!英語で行われるJCFLの授業は大学の講義のような
実践的な授業。ライティングの力も伸び、
サセックス大学入学後も先生にライティングスキルを褒められたほど。

和田さんはサセックス大学の学校案内の表紙にも起用されています。

JCFLに入学して、英語で行われるマーケティングや哲学の授業を受けましたが、日本にいながら海外の大学の講義のような実践的な授業で、勉強するのがおもしろかったです!ですが、ネイティブの先生が授業をしてくださるので、入学から3か月くらいはついていくのにも苦労しました…。ですので、授業を録音したものを通学時に電車の中で聞き復習をするなどして自分なりに努力しながら最大限学びを吸収できるよう取り組みました!また、ライティングの授業も先生が丁寧に教えてくださり、たくさん数もこなしたので格段に力が付いたと感じます。サセックス大学入学後も、ライティングのスキルを褒められたほどです!
 
大学を決めるときは、留学科の先生にとことん相談し、自分が学びたいと思っていた国際関係学を学ぶことができ、学費も比較的安価なサセックス大学に決めました。入学前の準備や手続きも先生方のサポートを受け、サセックス大学に進学するにあたり藤原先生がとことん応援してくれました!

インターンやワーキングホリデーなど自ら行動してさまざまなことを経験。
私自身が海外で経験したことや知見を活かして日本に還元したいという思いが強く、
将来は食糧問題にも切り込んで日本で起業をしたい!

サセックス大学在学中はボランティアにも積極的に参加しました。夏休みにはタイのワークショップに参加し、タイの子供たちに英語を教えたり、お寺の手伝いをしたりしました。サセックス在学中には多くの友人もでき、モロッコ出身の友人の1人が食糧難の問題を解決するような社会起業をしており、私もそのお手伝いをしていました。それに携わるなかで、私も食糧難の課題にフォーカスし、何か世の中の役に立ちたいと考えるようになりました。
 
大学卒業後はインターンシップやワーキングホリデーも経験しました。アフリカを訪れエコツーリズム(自然環境の他、文化・歴史等を観光の対象としながら、環境の保全性と持続可能性を考慮するツーリズムのこと)に携わったり、インドネシアでのインターンシップに参加したりしました。インドネシアでのインターンを選んだのは、サセックス大学での親友がインドネシア人だったことと、インドネシアは多民族・多宗教で、アジアでも大きい国なので、そんな国でインターンを経験してみたいと思ったからです。インターンは自ら探して応募し、無事に採用いただきました。インターンでは、教育関係の日本企業で働き、ASEANのカンファレンスへの参加やリーダーシップ研修などを経験しました。インターンと同時にNGO団体(インドネシアの学生メイン)にも所属していました。その団体に日本人は私一人だけということもあり、たくさんのことを吸収できました。
 
その後は、ワーキングホリデーをしている中でマーケティング会社の方とのご縁があり、その会社で営業として働きました。「和田さんだから」ということで、とある会社から私たちのサービスを採用いただいた時は嬉しかったです。また、たとえ単純な業務でも自分なりに何か意味付けをして常に成長することを意識して仕事をするということも学びました。
 
こうした経験を経て、将来のことを考えた際、同じ大学なのでスムーズに進学できることや、非政府組織(NGO)や環境団体政府機関・地方自治体(外務関連・開発関連)へのキャリアパスも描けて自分が学びたいことに最適であると思い、サセックス大学の開発学修士課程にすすむことを決意しました。
 
将来は食糧問題にも切り込んで日本で起業をしたいです。日本や海外で起きている問題を解決したいという責任感や使命感もあり、私自身が海外で経験したことや知見を活かして何か日本に還元したい思いが強いです。 この9月末から無事イギリスに渡航し、サセックスのマスター課程に進学することができました。勉強量は想像以上ですが、今ものすごく学びたい意欲に溢れているのでさらに色々なことを身に付け、さらに成長していきたいです!

「何をやればいいんだろう?」と将来不安な気持ちがあるからこそ、
自分と向き合って何をやりたいか、どんな自分になりたいかをぜひ考えてほしい
― やりたいことがわからない人は、憧れの人を思い浮かべてみてください。
私にとってそれがJCFLの留学科の卒業生の方でした。

周りと同じように道を進んでいくのは確かに安心な道だと思います。私も高校生のときは自分がやりたいことも考えず、周りと同じように受験して大学に行くものだと思っていました。「何をやればいいんだろう?」と将来不安な気持ちがあるからこそ、自分と向き合って何をやりたいか、どんな自分になりたいかをぜひ考えてほしいと思います。
 
私はやりたいことも希望通りできていて、運がよかったなと思っていましたが、思い返すと一つひとつ私が考えて起こした行動によって運を引き寄せていた、チャンスや道をつかみとってきたと思うようになりました。
 
夢がある人は応援したくなります。やりたいことがわからない人は、憧れの人を思い浮かべてみてください。私にとってそれがJCFLの留学科の卒業生の方でした。私もみなさんの憧れの人になれるように精一杯自分の目標に向かって突き進んでいきたいと思います。共に頑張りましょう!

思い出アルバム:サセックス大学在学中

 

思い出アルバム:インターンシップやワーキングホリデー