今はどんなお仕事をしているのですか？
東京・六本木ヒルズにある「グランドハイアット東京」のフレンチレストランでレセプション（受付）を務めています。予約の電話対応をしたり、いらしたお客様をお席までご案内したり、お帰りの際の会計も私たちの仕事です。

ホテルの仕事をやっていて良かったと思う瞬間はどんな時ですか？　

お客様がレストランにいらして最初に対応するのがレセプションなので、その接客の印象はとても大切。インターネットを通じて予約してくださったお客様の中には、あとで感想をメールで送ってくださるお客様もいらっしゃって、「レセプションの対応がとても良かった」というメッセージを頂くと、まず私たちのサービスを気に入って頂けたんだなと思い、やりがいと責任感を感じます。

国際ホテル科で学んだことで、今の仕事に役立っていることは何ですか？

国際ホテル科の2年間でいちばん自分にプラスになったのは、帝国ホテルでの3ヵ月間のインターンシップ研修でした。私が配属となったのは、とても格式の高いフレンチレストランだったので、お客様にサービスするのは男性ウエイターだけで、私はお掃除やクロス交換、チーズの管理、バターやレモンのスライスといった裏方の仕事。いっしょにインターンシップで来ていた同級生には、「残念だね」と言われましたが、レストランの裏方の仕事を経験できたことは、今の仕事に大きく活かせていると思います。

今後の目標を教えて下さい

私が働くフレンチレストランでは、3つの個室があり、お客様のご要望をお聞きしてスペシャルメニューや特別の演出をご用意したりすることもよくあります。誕生会などのお祝い事や、特別な方をお招きしてのお食事など、お客様のとっておきの時間を作り上げていくために、一緒に試行錯誤しています。「子どもを喜ばせたいから風船を並べたいんだ」「BGMはこんなのが用意できないか」といったご要望にできるだけお応えして、当日、私たちのレストランで素敵な時間を楽しんで頂けたらと思っています。そんなプロセスを一緒に作り上げていくことができるのもレセプションの仕事の魅力です。