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埼玉大学教養学部
ヨーロッパ文化専攻
3年次編入合格

英語通訳翻訳科 2014年卒
(2年目は大学編入クラス在籍)
磐城桜が丘高校出身/共立女子大学中退

2014

1.16

【大学編入試験合格インタビュー】
国立・埼玉大学に編入合格!

やりたいことから逆算して見つけた「本当に学びたい大学」へ。

高校卒業後に進学した大学が合わず中退。
今度は好きな英語とヨーロッパについて学びたいとJCFLに入学。

もともと高校時代は文系だったのですが、特にやりたいこともなくて。「就職に有利」という両親の勧めで理系に変更し、大学では食物系の勉強をしていました。でも、もともと文系だったこともあり、どうしても合わなくて中退。英語が好きだったので、今度は自分の興味のある英語を勉強しようと思い調べて見つけたのがJCFLでした。「大学編入」という道があることを知ったのもその時でした。実は、海外と文通などでやりとりをしていた中にフランスの人もいて、大学を辞めた頃、その人に励まされたことがたくさんあって、そこで、JCFLから大学編入をしてヨーロッパについて学べたらと思ったんです。

「就職もいいかな」と思っていた1年次。
本気で学びたいことができ、改めて大学編入を決意。

でも、実はJCFL入学後も大学編入に一直線ではありませんでした。JCFLでは大学編入専攻の学生も将来迎える就職活動の準備として「企業&業界セミナー(学内企業説明会)」でさまざまな企業の方のお話を聞くのですが、そこでいろいろと聞くうちに「就職もいいかな」と思うようになりました。それにそのときは、まさか自分が国立大学に編入できるなんて思ってもいなかったので(笑)、経済面も考え就職という選択肢が結構強くなったんです。そこで、就職も視野に1年生の後期は英語通訳翻訳科に転科し学びました。でもさまざまなことを学ぶ中で、どんどん自分のやりたいことが明確になっていって、高校のときはやりたいことに気づいていなかったなって思い知らされて。やりたいことを見つけたのだから、今度こそ大学でそれを学びたい!と強く思い、2年次は大学編入コースに移って、大学編入をもう一度目指すことを決意したんです。

やりたいことから逆算したら埼玉大学しか考えられなかった!
プレッシャーを乗り越えられたのは先生、両親、友達がいたから。

埼玉大学の受験を決めたのは夏頃。「ヨーロッパについて学ぶ」というやりたいことから逆算したら、埼玉大学以外は考えられなくて!私立大学も受けず、埼玉大学1本の大勝負(笑)。その分、プレッシャーもありましたし、自信のあったはずの英語なのに最初は「読めない、書けない」で、福岡先生には「受けるのをやめます」とまで言ったんです(笑)。でも、先生は「もったいないよ」と励ましてくれて。根気よく学ぶうちに自分の伸びが感じられるようになって、自信が持てるようになりました。TOEICのスコアも250点以上伸びて、770点に。も両親も「ここまでやったなら最後まで頑張れ!」と背中を押してくれて。合格を知った両親は私以上に喜んでましたね(笑)。それから、友達の存在もとても心強かったです。プレッシャーを感じていた時期は、一人になるといろいろ考えてしまうので、一人になりたくなくて。友達に会える日は必ず学校に来るようにしていました。最初は友達と自分を比べた時期もありましたが、一緒に頑張ろうと支えあえる仲間になりました。そんな時期を乗り越えて勝ち取った合格。結果を知ったときは、電車内にも関わらず、大号泣でした(笑)

手探りでの勉強の中、石橋先生のアドバイスはドンピシャでした!

JCFLから埼玉大学へは毎年多くの先輩たちが編入していましたが、ヨーロッパ文化専修を受けた先輩はいなかったので手探りで勉強をし、とにかくヨーロッパに関するさまざまな本を読破。そんな中で面接練習の際に石橋先生がくださったアドバイスがドンピシャでした!実は、フランス文学はあまり興味がなくて、文学に関する本は避けていたのですが、石橋先生が「ヨーロッパ文化を学ぶなら文学に関する本も読まないと!」とおっしゃったんです。それから、文学に関する本も読んで。そうしたら、試験が文学についてだったんです!!1次試験に手ごたえあり!でした!振り返ってみるとあれだけの本を読むなんて、普通に考えたらとても大変なことですが、これも自分が好きなことだからこそ、苦にはならなかったですね。

大学編入は自分の選択した進路を誇れる道。 可能性を信じれば道は開けます!

大学編入という選択は、他の多くの人が選ぶのとは違う道ですが、その過程でとてもモチベーションも上がり、自信もつく道だと思います。本当に「これが学びたい」と思って入学するので、自分の選んだ道を誇れるんです。私自身を振り返ると、高校時代は自分の将来をきちんと考えていなくて、楽な道を選んでしまったと思います。だから、もし「なんとなく」で大学に進学をしようとしている皆さんには、大学編入は一見、回り道に見えるかもしれないけれど、じっくりと何をしたいか考える時間を持つことで、得られるものもたくさんあると知って欲しいですね。そして、私のように進路を変更しようとしている皆さんに伝えたいことは、とりあえず今いる場所で精いっぱい頑張ってみた上で進路を変えるなら、心残りはないはずということ。
 
私自身、まさか自分が埼玉大学に合格できるなんて思ってもいませんでした。でも、人間、やればできるものなんだなと実感しています。今、進路を決めようとしている人には、少しでも希望があるならば、可能性をつぶさないで欲しいと思います。私も春から、可能性を信じたからこそ開けた道、埼玉大学で「フランス人の女性観」を学ぶという道をめいっぱい充実させたいと思います。