韓国・済州大学
交換留学レポート

[ 2017:vol.15 ]

伝統文化体験!
韓国版すごろく
「윷놀이(ユンノリ)」遊びと、
折り紙韓服作りに挑戦!

2018

2.6

Reporter

アジア・ヨーロッパ言語科 韓国語+英語専攻 2年 
埼玉県立南稜高校出身 
★「浦安ブライトンホテル」に就職内定

アンニョンハセヨ~!美奈です!
今週は授業の際に、クラスメイトと韓国の遊戯である윷놀이(ユンノリ)遊びを行い、折り紙で韓服(チマチョゴリ)を作りました!15週目となる今回は、授業で学んだユンノリと韓服について皆さんにご紹介したいと思います(^^)
 
ユンノリは、1500年余り前から、朝鮮の人々の間で親しまれてきた遊びです。規則が簡単で、一度に大勢の人々で遊べるユンノリは、旧正月や秋夕の際に人気のある代表的な伝統遊びです!「윷(ユッ)」は、ユンノリを行う際に使用する「棒」、「놀이(ノリ)」は「遊び」という意味です。
 
ユンノリは、2組のチームに分かれて遊びます。
どちらのチームも、日本ではサイコロにあたる「マル(駒)」を4つずつ所持できます。
4つの「マル」すべてを最初に最終地点へ到着させたチームが勝利となる、
日本でいう「双六」と良く似た遊びです。
 
「ユッ」と呼ばれる4本の棒を交互に投げて、それぞれが落ちた際の面の向きで、駒の進む数が決まります。
「ユッ」は刻印のある面が「裏」、何も刻まれていない平面が「表」になります。

ユッの状態 呼び方 進める数
表×1、裏×3 ト(豚)
表×2、裏×2 ケ(犬)
表×3、裏×1 コル(羊)
表×4、裏×0 ユッ(牛)
表×0、裏×4 モ(馬)

マル(駒)を動かす際に、進もうとする位置に相手のマルがある場合は、そのマルを捕まえることができ、相手の駒を盤から追い出せます。
 
この際、相手のマルを捕まえた場合は、もう一度棒(ユッ)を投げることができます。ただし、「ユッ」(4マス)と「モ」(5マス)で捕まえた場合は、再び投げることができません(><)
 
そして自分のマルを動かす際に、進もうとする位置に自分のマルがある場合は、そのマルと合体することができます。合体出来るマルの数に制限は無く、4つのマルすべてを合体させることができます。
 
但し、相手に捕まれられた際は、すべてのマルが盤から追い出され、合体したマルは解体されてしまいます(><)
 
現在では、ユンノリ遊びをより楽しく行うために、写真のように1本の棒(ユッ)の裏に×印をして、
「この棒のみの裏が出た場合」は、マルを1つ後退させなければならない規則ができました。
 
※この際にも、相手のマルを捕まえた場合はもう一度棒を投げることができます。
 
 
他にも細かな規則がありますが、ユンノリ遊びを行ったことがない方々へ、
興味を持っていただけるように簡単にまとめてみました。が、理解していただけましたでしょうか(><)
 
韓国のダイソーでは、ユンノリセットを100円で購入できるため、
興味を持たれた方は是非一度、遊んで見ることをお勧めします!
場所を取らないため、どこでも老若男女問わず簡単に遊ぶことができます(^^)
 
次に台湾人のクラスメイトのお友達が、折り紙で韓服の作り方を教えてくれました!

写真のような折り紙韓服を初めて見た際は、とても難しそうで作れるのか不安でしたが、
2枚の折り紙を使用して、簡単に作ることができました(^^)
 
早く完成したお友達は、次々と韓服を作り、
カンボジア人のお友達は、ルームメイトにあげるために、一生懸命に作っていました!

授業の最後には、それぞれ一生懸命に作った韓服と一緒に記念撮影(^^)
 
今回の授業を通じて、三国時代から伝わる伝統的な遊びと、朝鮮半島地域の民族衣装である韓服の作り方を学ぶことができました。
 
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。