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神奈川大学 外国語学部
中国語学科 3年次編入合格

英語本科 大学編入専攻 2年
千葉県 わせがく高校出身

2022

1.28

2年間、自分を見つめ直してからの大学進学(編入)でも
まったく遅くない。やりたいことを見つけるところから、
ゆっくりやればいいと思います。

「大学編入」を選択した理由は?

高校生の頃、東洋大学や神田外語大学、麗澤大学など、外国語系や観光系の大学のオープンキャンパスに行って模擬授業を受けたのですが、明確な違いがわからず、学びたい学問や自分に合っている大学が見つからないままでした。進路を決められずにいた高校3年生の時、進路ガイダンスで外国語系の分野に参加したところ、JCFLに大学編入という道があることを知りました。そして友達と「1回オープンキャンパス行ってみる?」という話に。実際に大学編入の先生の説明を聞き、2年間で「大学の学問とはどのようなものか」学べることを知り、「とりあえずやりたいことが見つかりそうだな」とJCFLに頼る気持ちで入学を決めました。

山口さんと中国語の出会いとは?

母が中国人で、身近に中国の存在があったにも関わらず、私自身は昔から中国語にはまったく興味がなく(笑)。実は中国語の魅力を知ったのは、JCFLの大学編入の授業なんです。1年生は学力順のクラスで、2年生になってから「言語学」専攻のクラスに入ったのですが、日本語学の授業でいろんな言語と日本語を比較したところ、同じアジアの言語でも相違点が多く存在する日本語と中国語の関係に興味が芽生え、日中の「対照言語学」について学びたいと思いました。言語的観点から見ると、中国語がすごく面白く感じられて、勉強したら将来自分の強みにもなるだろうと考えました。そして、神奈川大学の中国語学科に「認知言語学」の観点から研究している先生がいらっしゃることを知り、その先生のもとで勉強しようと心を決めました。それからは中国語の語学検定試験HSKを受けに行ったり、学校の選択科目で中国語を選択したり。母に頼んでLINEも中国語でやり取り!(笑)
 
ちなみに、神奈川大学の中国語学科の編入試験の面接は終始和やかな雰囲気だったのですが、途中で中国語でのやり取りもありました。JCFLにはさまざまな国のネイティブの先生たちがいるのですが、担任の新里先生が中国語の面接も行われることを想定し、事前に中国人の史(シ)先生との練習をアレンジしてくれていました。そのおかげで、当日落ち着いて対応するこができました!

TOEICスコアが伸びるとともにモチベーションもUP!
勉強が好きになっていきました!

高校の頃はとにかく勉強が嫌いでやる気が出なかったのですが、「対照言語学」に出会ってから、いろんな人の論文を読んで、自分なりに解釈するのが楽しいと感じるようになりました。また、語学検定のスコアがどんどん伸びていくこともモチベーションに。編入試験は主に「英語+面接+小論文」なので、JCFLでは英語をたくさん勉強しました。中でも年に4回ほど学内でチャレンジできるTOEICでは、入学当初475点だったスコアが730点まで伸びたんです!TOEICは基礎英語力を高めるだけでは太刀打ちできず、スコアを伸ばすための「時間配分」や「解き方のコツ」を教えてもらえたので、点数アップにつながりました。資格は「ただ証明するもの」だと思っていましたが、「勉強のモチベーション」にもなることを知りました。

「やりたいことがはっきり分からないので、とりあえず大学に行きます」
そんな高3のみんな、ちょっと待って!!

もし私が高3で大学に行く選択をしていたら、中国語を学ぼうと思うことはなかったと思います。「大学編入のステップ」を踏んだことで、自分の興味のある新しい分野に「出会う」ことができました。大学に行ったら、「やりたい仕事」は見つかるかもしれないけれど、その前に4年間学問を続けなくてはなりません。大学の途中でモチベーションが下がったら、おのずと就活のモチベーションも下がってしまうと思います。無理に興味のない大学の1年生から始めなくても、やりたいことを見つけるところからゆっくりやっていけばいいのではないでしょうか?
 
また、JCFLの大学編入専攻で身についたことは学問だけではありませんでした!とにかく参加型がメインなので、授業をやっているだけで気が付いたらさまざまなことが自発的にできるようになってました。現役・浪人・大学中退・社会人といろんな境遇の仲間たちがいて、みんな頑張ってます。高3の頃、朝起きることさえもできなかった私は(笑)、「一人で生きていける!」という「自信」や「人間力」もつきました。「環境って大事だな~」と日々感じています。