キャビンアテンダント・エアライン科

オーストラリア・カンタス航空でのキャビンアテンダント研修8日目。この日はいよいよファーストクラスのサービス実習です。大きな訓練施設内にある、モックアップ（飛行機の座席の模型）を使い、しかも本物のミール（食事）を使うので、朝からみんなドキドキ。まずはキャビンでサービスを行うチームとギャレー（台所）を担当するチームのふたつに分かれてさっそく開始。
キャビン担当は、お客様をお迎えするところから。席までご案内し、ジャケットや手荷物をお預かりし、今日のサービス担当であることを自己紹介。そしてカナッペと最高級シャンパンでお客様をおもてなしです。おしぼりをお渡しする際、日本線と香港線ではくるくると巻いたままのおしぼりを、それ以外の路線では広げてお渡しするそう。おしぼりに対する好みも、国によって違いがあるのですね。その頃ギャレー担当者は、狭いギャレー内でてんてこ舞い。ビーフ、チキン、フィッシュのメイン料理以外にも、アラカルトのビーフサンドイッチや、チーズプレート、サラダ、デザートなどオーブンで温めたり、お皿に盛り付けたり、とにかく次々にやらなくてはならないことが出てきます。実際の機内では、一人で１０人分の食事を用意するそう。お客様から見られているわけではありませんが、ギャレーの担当であってもやはり事前勉強が大切です。最後はやっぱり試食タイム！カンタス航空では、特に無添加食材にこだわっていて味は抜群。そして自分が準備したミールの味は格別で、今日もおなかいっぱいの１日でした。