Q 仏検2級合格の感想を一言!
A 準2級の試験までは毎回合格する自信があったのですが、この2級の試験に関しては手探り状態だったので、結果は全くわからなかったですね。合格が分かった時は、「ああ〜合格したんだ〜」とホッとしました。
Q 難易度の高い仏検2級の試験、合格の勝因は何だと思いますか?
A 授業のフランス語検定対策は全部役立ちました。私は前置詞や熟語や言い回しを覚えるのが苦手だったのですが、毎日の授業を受ける中で自然と耳から入ってきたような気がします。基本的には、ネイティブの先生がフランス語で授業をするので、リスニングが鍛えられました。あとは、先生が授業以外の時間でも、2次の面接試験対策として、面接練習をして下さったことが良かったと思います。
Q どうしてフランス語を勉強しようと思ったのですか?アジア・ヨーロッパ言語科を選んだ理由は何ですか?
A 高校の選択授業で、英語かフランス語を選べるようになっていて、私は英語が苦手だったので、フランス語を選びました。勉強するうちに、フランス語に興味が出てきて。また、フィトテラピーという植物や薬草を使ったセラピーをいずれは勉強してみたいと思っていたのですが、これはヨーロッパが主流なので、そういった意味でもフランス語を身につけておきたいと思ったんです。私は高校卒業までに5年間かかっていたので、大学ではなく、2年間で集中して身につけられる専門学校に絞りました。学校見学に来た時、豊島先生が熱心に話を聞いて下さり、フィトテラピーの学び方をすぐに提案して下さったので、入学を決めました。
Q 試験対策以外で語学力アップにつながったことは何だと思いますか?
A 短期留学でフランスに行ったことです。初めての海外で不安もあったのですが、行ってみたらけっこう通じることにびっくりしました!積み重ねてきたものがあったんだな、と思いました。現地ではホームステイをしたのですが、同じ家にステイしていたスイス人や韓国人の学生とフランス語でコミュニケーションが取れることに感動しました。この短期留学に参加して良かったのは、語学の勉強の仕方が分かったこと。現地の人と話していてわからない事があったら、すぐに辞書を調べるのではなく、まずはその場で相手に聞いてみる。これはスイス人の友達から学んだ方法なのですが、こっちの方が単語を忘れなくなるんですよ。この短期留学のおかげでリスニングやスピーキング力が伸びましたし、日本に帰ってからも「もっと話せるようになりたい」という思いがあったので、勉強のモチベーションが上がりました。
Q 卒業後の進路や将来の夢を教えて下さい
A I.D.E.A.Internationalという、雑貨の企画販売やオーガニック製品の開発、輸出入を行っている会社から内定を頂きました。つい先日、入社前の海外研修があり、オーガニック製品の製造を行っているイタリアのピエモンテという所で2週間の研修に参加してきました。その村はフランスとの国境に近かったこともあり、現地の人にフランス語が通じたのが嬉しかったです。どんな部門で働くことになるのかはまだ分かりませんが、薬草や農業に関連した分野に関われればいいなと思います。
Q アジア・ヨーロッパ言語科に興味のある人へ
A 担任の豊島先生も、ネイティブの先生方もそれぞれ面白くて、集まる学生も個性的です。クラスは少人数なのでみんな活発に発言するし、わからない所は授業中にどんどん質問してOKという雰囲気がありますね。フランス語の力が伸びるだけでなくて、不思議なのですが、他のヨーロッパ言語を学ぶうちに英文法の整理ができて、英語の力も上がるんですよ。私は英語に苦手意識があってフランス語を選んだのですが、JCFLで勉強を始めてからTOEICの点数はずいぶん上がりました。それから、視野が広がって色々なことに興味が湧いてきたと思います。イタリアやスペインといった他のヨーロッパの言語を学ぶクラスメートがいるので、自然と授業でもヨーロッパ全体の話になって、文化や各国の状況の知識が増えるんですよ。のびのび自分らしく学べる学科だと思います。