■英語と国際的感覚を活かして海外顧客のサポートに携わる卒業生

2003年国際関係学科卒業生の山口さんは、現在はケン・コーポレーションという不動産会社で、日本で暮らす海外のお客様に住まいのサポートをする仕事に携わっています。高校留学後、あえて日本に戻り国際関係学を学ぶことをチョイスした山口さん。英語力はもちろんのこと、国際的な感覚と知識が必要とされる職場で、その経験がどのように活かされているのでしょうか。

山口暁子さん
ニュージーランド・Kapiti College 出身
2003年 国際関係学科卒業 
現在 ケン・コーポレーション 
住宅運営管理部勤務

Q. 不動産業界を目指したきっかけはなんですか?

就職活動を始めた時点では、特に不動産業界に興味を持っていたわけではなかったんです。ただ、暮らしを支える「衣食住」の一つなのでいつの時代にもニーズがある業種だという安心感がありましたし、ケン・コーポレーションという会社の業務内容(海外からのお客様に住まいのお世話をする等)に魅力を感じたのがきっかけです。以前留学をした時に、生活の手伝いをしてくれるコーディネーターのような方にとてもお世話になった経験をして以来、「日本で生活を始める外国人の方のサポートをしたい」という思いがあったので、この会社なら自分のやりたい事ができるし英語力も活かせると思い、志望しました。



Q. JCFLの国際関係学科卒業後、どのようにして現在のお仕事に就いたのですか? 

業界や職種にこだわりはありませんでしたが、英語が使える環境ということは自分の中でキーワードにしていました。説明会に行ったり試験を受けた企業は、メーカー、ホテル、教育、サービス業と様々でした。就職活動を進めるうちに、自分は何に興味があるのか等が見えてきて、最終的には不動産業界でやりたい仕事を見つけることができました。みなさんにも、あまり一つの業界にこだわらずに、いろいろな企業を見てみることをおススメします。ただ、自分の中で「これだけは譲れない!」というキーワードを持っておくことが大切だと思います。



Q. どんなお仕事をしているのですか?

日本にあるマンションには個人のオーナーが持っているもの、法人がもっているものとありますが、私が主に扱っているのは海外の投資会社が所有する物件。その物件に関する報告書を毎月英語で作成して、オーナーさんに提出します。例えば、今どれだけの部屋が空き室なのか、修理等でどれだけの支出があったのか等報告します。他には、設備の使い方などを入居が決まったお客様に説明する、という業務もあります。オーナーさんが海外の方なので、メールのやり取りや電話対応はすべて英語で行います。



Q. 仕事でやりがいを感じることは何ですか? 

事務職という立場なので、第一線で働いている人達が働きやすい環境を作ることが大切だと思っています。周りの人達がやっている事を把握し、今何が必要なのかを考えて仕事をするように心がけているので、みんなの仕事がスムーズに進んでいるのを見ると嬉しいです。 



Q. 留学後、日本に戻り国際関係学科を選んだ理由は?

高校留学中に卒業後の進路を考えた時、「今の自分にはアイデンティティーがない。このまま自分の国のことを知らずに海外生活を続けていたら半端な国際人になってしまうんじゃないか。」と不安を感じて帰国を決めました。「日本の歴史や文化を知りたい」「他の国々のことも勉強したい」「でも語学力は落としたくない!」という私の全ての希望を満たしてくれたのがJCFLの国際関係学科でした。国際関係学科は3年制なので、勉強も就職活動もゆとりを持って臨めるのがいいな、と思いました。



Q. 国際関係学科で学んだことで、現在役に立っていることは何ですか?

世界情勢や異文化に関する知識やそれらに対する意識です。様々な国のお客様と付き合う上で、その国のバックグラウンドを知っていることはとても重要なこと。それをネイティブの先生の授業で楽しく勉強できました。また、たくさんのディベートをしたことで、物事に対して自分の考えを常に持つようになりましたし、自分の意見を人前できちんと述べられるようになりました。


日本外国語専門学校には本当に尊敬できる先生方がたくさんいます。そのような方々から物事を学べたことが私にとってはとても大きな財産になっています。

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