Q 内定先のモルディブという国と内定先のホテルについて教えて下さい
A モルディブという国はインド洋に浮かぶ小さな島々からなる国で、美しい自然を活かしてその島々1つ1つにリゾートホテルがあります。私が内定を頂いた『バンヤンツリーモルディブ・ヴァンヒル』は、徒歩で1周約15分くらいの大きさの島にあり、交通手段はボートだけの、本当に木と海だけという自然環境の中にあります。お客様は主にヨーロッパの国々と日本、最近は韓国からもいらっしゃるそうです。私はレセプションとして採用されました。
Q 採用試験はどのように進んだのですか?
A 海外就職を目指す人同士で情報交換をするチャットのページで、この会社が社員を募集していることを知りました。英文の履歴書と志望動機書を送り、その2週間後くらいにホテルの方から電話がかかってきました。家族構成や自分の長所・短所、採用されたらどんな点で貢献できると思うか、という質問に対して、大体40分程度英語で受け答えをしました。その時に、スペイン語も勉強しているということをお伝えしたところ、1週間後くらいに今度はスペイン語で電話がかかってきました。簡単な会話をしばらく交わし、その後採用が決まりました。
Q 海外就職に憧れたのはいつからですか?
A 小学生の時にグアムへ旅行に連れて行ってもらった時からです。みんなフレンドリーで、日本と空気が全然違うところにビックリしました。その時から、いつか海外で暮らしたい、海外で働いてみたいと思うようになりました。
Q 海外就職の夢を叶えるために努力してきた事はどんな事ですか?
A 英語の力が必要だな、ということは「海外で暮らしたい」と思った時点から感じていたので、英語は意識的に勉強してきました。ハッキリいって英語は苦手な科目だったのですが、世界の色々な国の人とコミュニケーションをとるにはやっぱり英語だな、と思い、高校では交換留学制度を利用したり、卒業後の進路選びのポイントにもしました。
Q JCFLの英語本科を選んだ理由は何でしたか?
A 大学に4年間も通うのは時間がもったいない、2年間で集中して英語を勉強できるところはないだろうか、と探しているうちにJCFLを見つけました。ネイティブの授業が沢山あって英語の力がつきそうな感じがしたのと、心理学や哲学などの選択科目が充実していておもしろそうだったので、入学を決めました。
Q 就職活動にプラスになったと思う授業は何ですか?
A ネイティブしか使わないような表現を教えてくれる授業や、英字新聞を読む授業などが特に記憶にあります。ただ、全ての授業が総合的に役立ったというのが今の感想です。どれが欠けてもダメだったような気がします。在学中、担任の先生に英文の履歴書を添削してもらっていたのが、今回の就職活動でも役に立ちました。
Q これからの目標を聞かせてください
A 様々な文化、国から来た人に出会って視野を広げたいし、色んな体験をしたいな、と思っています。高校で留学をした時にも辛いことはありましたし、今回も大変なことはあると思いますが、その分たくましくなれる、得るものの方がずっと多いと信じているので、頑張っていきたいです。
Q 海外就職を目指す人へのメッセージ
A 在学中に海外就職の活動がうまくいかなかった時には、若いうちは経験がないから海外就職は難しいと思っていたのですが、今回、熱意やキャラクターなどアピールできるものは沢山あるし、やってみないとわからないものだなと思いました。「どうして海外で働きたいのか?」という質問は必ず問いかけられるのですが、その時に「ただ海外に憧れているから」と答えるだけでは面接官には何も伝わりません。自分が何を求めているのか、それによって自分はどうしていきたいのか、ということを明確して、頑張ってみて下さい。