Q 東京外国語大学の大学編入試験に合格した時の気持ちは?
A まだ東京外国語大学から合格通知は届いていないので、掲示板で自分の番号を確認しただけなんです。一応携帯で番号を撮って何度も確認しましたが、未だに信じられないんですよ。外大はチャレンジ校で、直前まで受けるかどうか悩んでいた学校なので、本当にびっくりしています。大学編入試験に受かっていることが確認できたら、とりあえずちゃんとした紙の辞書を買おうと思っています! 笑) 今までは電子辞書で済ませてきたので。
Q 日本外国語専門学校(JCFL)を選んだ理由を教えてください
A 1年浪人をして予備校にも通っていたのですが、だんだん嫌気がさしてきて‘もう受験勉強はいいかな’という気になったんです。でもこのままでは就職もできないだろうからとりあえず英語の勉強ができる学校へ行こう、と思いインターネットで探している時に日本外国語を見つけました。就職率が良かったのでここなら大丈夫かな、と思い入学を決めたのですが、なりたい職業は特に決まっていなかったので、とりあえず英語力がつきそうな通訳科を選びました。
Q 就職ではなく、大学編入を決めたのはどうしてですか?
A 1年のうちはひたすらTOEICのスコアを上げることに集中していたのですが、せっかく授業で英語の記事が読めるようになっても内容や背景が理解できない自分の知識の無さがもどかしくなってきたんです。英語を使ってもっと色々な知識を身につけたいな、と。就職ではなく大学でもう少し学びたいと思い、当時担任だった秋山先生にご相談しました。決意が固いのであれば、英語本科の大学編入専攻に移った方がより良い環境で受験の準備ができるとアドバイスを頂き、転科を決めました。前の受験の時は半端に諦めてしまったという後悔があったので、今回は覚悟を決めて大学編入試験めざして頑張ろうと思いました。
Q 再び大学受験勉強の1年間。英語本科大学編入専攻と予備校との違いはどんな点でしたか?
A 予備校時代は、受験する大学別にクラスが分かれていたので、周りがみんなライバルという感じでピリピリ張り詰めた雰囲気がありました。でも大学編入専攻のクラスは、目指す大学もやりたい専攻も色々だったのでそういう雰囲気が無かったのが良かった。友達が普通にいて、勉強と関係のない話もできたので、勉強のストレスを発散することができました。また、大学編入専攻をした卒業生たちが話しに来てくれたので、今までの試験や学校生活の情報が入ってきて安心できる部分があったと思います。また、特に最初に入った英語通訳翻訳科では英語ができる人が周りに沢山いたので、‘自分も頑張ろう!’という励みになりました。授業が無くても、朝早起きして自習室で勉強するという習慣がつきましたね。
Q 大学編入専攻ではどんなことを学びましたか?試験に特に役に立ったことは?
A リスニングが苦手だったのですが、秋山先生に言われて簡単な英文を毎日音読したり、ディクテーションのCDを聞いていたら、3ヶ月くらい経った頃から‘ちょっと違ってきたかな’と感じられるようになってきました。例えば、入学した頃はネイティブの先生が何を言っているのかよく分からなかったのですが、それが聞き取れるようになったり、TOEICのリスニングの点数がポーンと伸びたり。入学時は580点だったのが915点まで上がりました。それから、本間先生のライティングの授業では英作文を暗記したり、英文を暗唱して書き取る練習をしていたのですが、この練習を通して色々なフレーズが頭の中に入ったようで、大学編入試験の英作文では自然とフレーズが出てきたので、割と楽に書けた気がします。
Q 東京外国語大学ではどんなことを学ぶのですか?今後の目標は?
A 大学では言語学を学ぼうと考えていますが、文化とかにも興味があるし、色々な事を学びたいと思っています。JCFL卒業までに英検1級にもチャレンジしようかなと考えています。それからせっかく専門学校にいるので、資格も取らないと損かなと。笑) 1年の時に秘書検定やサービス接遇検定、ワープロ検定は取れたので、今度は上級救命の資格も取っておきたいね、と友達と話しているところです。
Q 大学編入を考えている人にメッセージ
A 私もこの学校に入るまでは知りませんでしたが、大学編入試験は英語だけで受けられるので、英語が好きな人にとってはいいのかなと思います。1つの教科だけで勝負をするのは大変だけど、集中して勉強できるので。自分のやりたいテーマが明確にあるなら、チャレンジする価値があると思います。JCFLの大学編入専攻は受験のピリピリ感がないというのは前にお話しましたが、それに加えて資格も取れるし、受験がダメだったら就職もアリかなという余裕が持てるところがいいと思います。