Ｑ　編入先の埼玉大学では、どんな勉強をしているの？

Ａ　埼玉大学の教養学部で、アメリカの歴史や経済、文化一般を勉強するアメリカ研究というコースを専攻しています。4年になってからは、特にアメリカ史を中心に勉強しています。

Ｑ　専門学校と大学。それぞれ学生生活を送ってみて、専門学校のメリットって？

Ａ　JCFLは英語1点に絞っていた点です。社会に出てから通用する英語を吸収するチャンスがこの2年間だと思います。先生方が手取り足取り教えてくれるし、資格などに挑戦する環境も整っているんですから。ただ海外へ行くだけでは伸びない、英文を読む力もつきましたね。私は高校で留学を経験してからJCFLに入学したのですが、自分にとって一番の転機は留学よりも英語本科に入ったことだったと思っています。地元の山形では自分は英語ができると思っていたのですが、英語本科に来てみて、留学経験のある子がザラにいるし、英語ができる子も沢山いる。「これじゃだめだ」と焦りましたね。勉強は大嫌いだったのですが、周りに刺激を受けて勉強する習慣がついたし、将来のことを考えられるようにもなりました。

Ｑ　大学の最終学年ですが、卒業後の予定は？

Ａ　大学院へ進んで、アメリカのジャーナリズムを研究しようと思っています。今大学で勉強している内容は教養部分が強く、実社会に関連した部分が少ないので、就職という点でもアピールが少ないと思うんです。アメリカの歴史を勉強していると、黒人から見たアメリカ史があったり、日系人から見たアメリカ社会があったり、とマイノリティの視点に気付かされます。その視点を持つと、ニュースも色々な見方ができるようになってきました。日本のジャーナリズムはまだまだ遅れているので、アメリカのジャーナリズムを学んで、将来社会に貢献できればと思っています。

Ｑ　大学編入を考えている人にメッセージ

Ａ　英語本科は、英語を伸ばすには最適な環境だと思います。教授陣が力になってくれるし、同じ目的意識を持っている子が集まっています。一生続く友達もここで得られると思います。誰でも「明日には英語がしゃべれるようになってればな〜。」と考えたりすることがあると思うのですが、そういったことは確実に起こらないことなので（笑）、面倒臭がらずに1つひとつこなしていくしかないですね。毎日目標を立てて、頑張って下さい。