Q どうして日本語教師になりたいと思ったのですか?
A 高校では何も考えずに’大学に行くものだ’と思って文理学部地理学科に進んだのですが、入ってすっかり目標を見失ってしまって。自分はスキルやこの先ずっと使えるような資格が欲しかったのですが、両親の希望で、大学卒業の資格を得るために通っているような状況でした。たまたまドラマで日本語教師という仕事を知り、もともと言語が好きだったということもあって、興味が湧きました。
Q 日本語教育科を選んだ理由は何ですか?
A 日本語教育科のことはインターネットで見つけました。見学に来た時に、説明だけでなく実際に留学生クラスの授業に参加させて頂きました。とても楽しかったし、英語にも力を入れている学校だと分かったので、入学を決めました。
Q 卒業後の仕事について教えてください
A オーストラリアのメルボルン郊外にあるフランクストン高校で日本語教師をしました。オーストラリアでは、大学受験で第二外国語として日本語の試験を行う場合もあるので、マンツーマンで教えたり、受験用のクラスで担当の先生がフォローしきれない学生たちの机を個別に回ったり。結構忙しくて、0限(オーストラリアには0限があるんです!8:10スタートだそう)〜6限まで毎日みっちりやってましたよ。大学受験のシーズンが終わると、同じ敷地内になる中学校でも教えさせて頂きました。
学生たちはみんなとてもフレンドリーで、休暇中に別荘に招待してくれた子もいました。また、滞在中は同じ高校でフランス語教師をしている方のお宅にホームステイをしたのですが、とても良くして頂いて、仕事もプライベートもすごく充実していました。
Q 日本語教師をやっていて良かったと思うのはどんな時ですか?
A 日本語や日本に関して、生徒たちに‘他の日本人教師に聞いて分からなかった事が分かった!’と言ってもらえた時です。よし、頭1つ分出たかな!と心の中でガッツポーズを取ってました。笑)
Q 日本語教育科で勉強したことで、日本語教師の仕事をする上で役立ったことは何ですか?
A もちろん、知識があったからこそ学生たちに分かりやすく教えることができた訳ですが、特に模擬授業でしょうか。生徒がどこでつまづくか、どんな点に疑問を持つのかを実体験で知ることができましたから。その他に、渡辺先生から‘ドッキリ問題集’という、留学生によく聞かれる質問などをまとめた冊子をもらったのですが、これは読んでおいて良かったと思いました。オーストラリアでは、日本と違って学生がすぐに質問の手を上げますし、分からなければとことん聞いてくるので、こちらもそれだけの知識と経験がないと慌ててしまうんですよ。
Q 今後の目標は?
A 中学・高校で教えてみて、子供に興味が出てきたので、日本でビジネスマンを相手に日本語を教えるよりは海外で若い人に教えたいなと思っています。まずは、4月から放送大学に3年次編入するので、勉強に集中する予定です。大学卒業までは児童英語教師などのアルバイトをしてお金を貯め、いずれはまた海外で教えられたらいいなと思います。
Q 日本語教師をめざす人へのメッセージ
A 日本人だから日本語を教えるのは簡単、と思っている人がいますがこれは違います!学習者は第二言語として日本語を勉強するので、ネイティブの私たちには予測するのが難しい質問も飛び出しますし、感覚で説明しても分かってはくれません。日本語教育科では、経験のある先生が一つ一つ教えてくれますし、模擬授業も沢山あるので、力がつきます。
