Q どんな仕事をしているのですか?やりがいはどんな所ですか?
A 務めている会社は、印刷やDTPをする会社です。DTPとは、お客様が提供して下さった文章やイメージ写真などを、画像処理や編集のソフトウェアを使ってレイアウトを組んだり、すぐ印刷に回せるような状態にデータの状態を整えたりする仕事です。私は制作部のDTPチームという部署で働いていて、これまでに地下鉄で配布する無料冊子やラジオの英会話テキストの一部を編集しました。やはり自分が作ったものが形になって、今まで会ったこともない全く知らない人の手に渡るというところがワクワクします。自分が関わった冊子が好評で在庫が無くなった、という話を聞くと嬉しいですね。
Q 今回の別冊宝島の『マイ英単語帳の作り方』の制作過程では、どのように関わったのですか?
A この本では英単語を効率的に覚えるための単語帳の作り方を提案しているのですが、実際にこの本を単語帳に見立てた構成になっています。このページにこれだけの単語を入れる、という原稿はもともとあり、それを紙面にレイアウトするのが私の仕事だったのですが、全ての単語や熟語を制限のあるページ内に収め、さらに見やすくするのが大変でした。文字のサイズや色を工夫したり、図を使って見やすい構成を考えたり。でも、英語を今まで学んでいて言葉の関連性が分かるので、その点では割と作りやすかったですね。それから、単語の間違いが所々あったのですが、それを見つけることができたのも英語を勉強していたお陰だと思います。
Q 英語力以外の点で、JCFLで学んだことで今の仕事に役立っていることはありますか?
A 礼儀作法や言葉遣いです。入社式では、1人ずつ新入社員が抱負を述べたのですが、その時の印象が良かったよと後で言葉をかけて頂ける時がありました。また、新入社員は電話応対をする機会も多いのですが、授業で身についていたようで、結構スラスラと敬語も出てきます。
Q どうして英語翻訳科を選んだのですか?
A 昔から絵を描くのやデザインを考えることが好きで、いつか自分で本を作るという夢がありました。洋書の翻訳から装丁まで全部自分でやってみたかった。英語は早いうちじゃないと身につかないという気がしたので、まずは英語を勉強することにしました。大学はチャラチャラして遊んでいるイメージがあったので、専門学校で集中してやろうと。幾つか学校を調べたのですが、1年目から翻訳に特化した勉強ができるのはJCFLだけだったと思います。
Q 英語翻訳科のキャンパスライフ、そして就職までの流れを教えて下さい
A 英語翻訳科の授業を通して日本語訳の言い回しやセリフの決め方の知識がつきましたし、テレビで英語が流れると大体何を言っているのか分かるようになりました。すごく嬉しかったですね。TOEICも在学中で200点以上アップしました。翻訳作業は面白かったのですが、夢を実現するためにそろそろデザインも勉強したかったので、翻訳は一旦区切りをつけようと。仕事を通してデザインの勉強をしていこうと思い、このローヤル企画を選びました。
Q 英語翻訳科に興味のある人へ
A 英語翻訳科は勉強熱心な人が集まっている学科だと思います。かといって、そんなにかしこまっている訳ではありませんが。担任の横山先生は、分かりやすい授業をして下さいますし、分かるまできっちり教えてもらえます。ネイティブの先生の英会話の授業は、最初は緊張しますが頑張って打ち解けると楽しくなってきて、英語もぐんと伸びると思うので楽しんで下さい。