皆さん、こんにちは。イギリス留学科の藤原です。今日は、JCFLのイギリス留学科を卒業して、南イングランド・チチェスターに留学している吉村さんを紹介します。吉村さんは、JCFL在学時からたいへん目的意識が高く、留学に向けて日々勉学に励んでいました。現在、イギリスの専門カレッジで勉強をしながら、ホテルで研修をしています。
このように、イギリスでは「学び＆働く」といったコースもありますので、実践的に学びたい人には最適です！

■　Vol.1 カレッジでの勉強と日本での準備

こんにちは!　私はイギリスの南の町Chichesterにある、Chichester CollegeでHotel Managementを勉強しています。１年間のコースで、前期は学校での座学、後期からはインターンシップとなり、現在は学校から少し離れた所にあるホテルで働いています。

私は高校生の頃からのアルバイトを通じて、カスタマーサービスの分野に興味がありました。接客業界の花形と言えばホテルでしょう！という個人的な思い(笑)からホテルでの仕事に興味を持ち、また実技だけでなく学問としての接客も学びたいと思っていたところに藤原先生からこのコースを紹介していただき、勉強もできて実際に働けるなんてラッキー！と飛びつきました。

＜日本で準備したこと＞
 このコースに決めてからは、SpeakingやListeningを意識して勉強しました。この2つが私の苦手分野であったのと、Hospitality業界で働くには何よりもまずコミュニケーション能力が必要になると考えたためです。学校ではなるべくネイティブの先生とお話したり、登下校中はウォークマンにListening用のCDを入れて聞き取りの練習をしたりしましたね。

英語面に関してはそうやって準備ができたのですが、それまで海外で働いたことなどもちろん無かった訳ですから、「働く」ということに対しては全く想像すらつきませんでした。とりあえず海外での接客マナーの本を読んでどんな英語を使うのか調べてみたり、ガイドブックで海外のホテルのマナーをチェックしたりしました。ですが最終的には「習うより慣れろ」が私には合っていたようで(笑)、今は他のスタッフのまねから始めて、自分流の接客を作り上げているところです。

渡航してからもう少しで1年になりますが、逆に「もっと準備しておけばよかった」と思ったのはボキャブラリーですね。これはあればある程いいと思います。会話も弾みますし、特にお客様がよくジョークを言うのですが、こちらも何か上手いことを言いたいなと思った時になかなか良いフレーズが出てこないので悔しいです。職場だけでなく、使える単語がたくさんあると海外生活はかなり楽になると思います！

＜キャンパスライフ＞
さて、ここからは私のイギリスでのキャンパスライフを少しご紹介します。
前期は、Finance(財務)、English、IT Skillsといった一般教養的なものから、Front Office & Reception（顧客窓口＆受付）、Hotel Operation & Management（ホテル運営＆管理）、Customer Careなどの「これぞホテル！」といったものまで様々な教科を学びました。個人的にとても興味深かったのがFood and　Societyという科目で、一言で説明すると「食と社会が互いに与えあう影響」について考える授業です。例えば、労働階級の人々が沢山住んでいた地域では安くて高カロリーなものが主食だった、そしてその食事が今日伝統食として残っている、だが近年のファーストフードや輸入食の普及により人々の食生活は変わりつつある…といったような内容です。他にもワイン等のアルコールについて製造過程から学ぶ授業があったりと、中身の濃い半年間でした。また週に一度カレッジ内にあるレストランでの接客トレーニングがあり、シェフもウェイターもバーマンも全員学生という環境で、ホテル内のレストランを想定しての練習をすることができました。

後期からはいよいよインターンシップが始まりますが、インターンシップ先は自分で見つけなくてはいけません。インターンシップとはいえ実際の企業で働く訳ですから、まずCVと言われる履歴書の作成から始まりました。そして完成したものをホテルに送り応募します。ここまでは割とすんなりいったのですが、この不況もあり次のステップである面接に辿り着くまでかなりの数を送りましたね。５０通は超えていたと思います(笑)そして最終的にお仕事を頂けたのが、今働いているMillstream Hotel & Restaurantというところです。

次回は吉村さんが働くことになったホテルについて、そしてインターンシップの様子についてレポートします。お楽しみに！