■ Vol.2 ホテルでのインターンシップ(インターンシップを始めるまでの話はこちら>>)
<インターンシップ先はこんな所!>
私が働いているホテルはBoshamというカントリーサイドにあります。イングランドの南海岸はバカンスに最適で、夏になると多くの人が国内外から訪れます。Chichesterも含めこの辺りは裕福な人が沢山暮らしているそうで、宿泊料金やレストランの食事は比較的高めです。また、国内のホテルを評価するAA(Automobile Association)という団体から接客サービスとお食事において高い評価を得ています。しかし何よりもリピーターのお客様が多いのがこのホテルの高い水準を表していると私は思っています。よく宿泊にいらっしゃるお客様の中には、ホテルから徒歩圏内に住んでいるという方もいらっしゃるんですよ!また夫婦で10年以上レストランに食事に来ている方もいらっしゃって、どれだけこのホテルが愛されてきたのかがよく分かります。
働く前から「このホテルはとても質の高いところだよ」と聞かされていたので、右も左も分からない私が入ることにより評価を落としてしまわないかとても不安でした。しかし実際働いてみると変に格式ばっている訳ではなく、とてもフレンドリーで過ごしやすい空間がそこにはあり、なんとかやっていけそうだと安心したのをよく覚えています。以来私は常に笑顔を心がけているのですが、先日マネージャーから「お客様があなたの笑顔のお陰で心地よく過ごせたと言っていたよ」と言われてとても嬉しかったです。もちろん私だけでなく、他のスタッフも笑顔を絶やさず毎日働いています!
〈ホテルでのお仕事〉
私は現在、授業でのトレーニングを活かしウェイトレスとして働いていて、朝のシフトは6時45分から始まり、ランチ、ディナーと週5日みっちり勉強させていただいています!同僚には現地人は勿論の事、ポーランド、エストニア、スロバキア、フランス、イタリアなどヨーロッパの様々な国から来た人がいて、お互いの言語での簡単な挨拶を教えたりしながら和気あいあいと働いています。ちなみに私は「眠い」「お腹空いた」「元気?」のポーランド語を操れるようになりました(笑)
そんな国際色豊かな職場ですがやはりアジア人は珍しく、お客様からもよく「君はどこから来たの?」と声を掛けていただきます。日本だと答えるとそこから「どれくらいイギリスにいるの?」や「日本には何度か行ったことがあるよ!」と会話が始まり、お客様とコミュニケーションがとれるこの瞬間が私はとても好きです。「あなたの笑顔は私達を幸せにするわ」と言われた時には「この仕事をやっていて良かった!」と思いますね。日本で働いていた時よりもお客様を近くに感じます。
<インターンシップで学んだ★自分の世界の広げ方>
授業で得た知識や語学力は勿論のことですが、何より自分自身で「これを掴んだ!」と実感しているのは「自分の世界の広げ方」です。私が思う留学の意義とは、「文化も習慣も全く違うところに飛び込み自分の引き出しを増やす」こと。地球上には沢山の国があり様々な文化がありますが、見たことも体験したこともなければそれは自分の世界に存在しないのと同じではないでしょうか。他文化圏の人々がどのように生活しどのように物事を感じるのか、それを間近で見ることができるというのはとても貴重な経験です。生の経験が知識になり、それが積み重なって自分の肥やしになる…これぞ留学のメリットだと思います!例え些細なことでも毎日新しい発見があるので楽しいです。特にイギリスは他のヨーロッパ諸国とも近く、それらの国に実際におもむくことも簡単なので、もっと色々なものを見て出来るだけ沢山のことを肌で感じていきたいと思います。
次回は吉村さんに留学について語ってもらいます!お楽しみに!