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■ロンドン芸術大学で写真を学ぶ先輩
  〜スイスのグループ展覧会にも出展〜

イギリスで写真を学ぶ卒業生
写真やダンスなどアートの分野でも理論と実践、両方学ぶことができ、学位も取れるのがイギリスの大学の大きな魅力。今回は、4年間ロンドン芸術大学で写真を学び、スイスのギャラリーでグループ展も行った辻本さんに、コースや留学について聞きました。



イギリスで写真を学ぶ卒業生
ロンドン芸術大学カレッジオブコミュニケーション
写真専攻修了
イギリス留学科 05年卒
千葉・中央学院高校出身

Q どうしてイギリスで写真を学ぶことに決めたの?   

 最初から写真と決めていた訳ではなくて、英語を勉強したい、でも英語だけでなく何か勉強したいというのが始まりでした。日本の大学へ行くと語学をやるのは難しくなるし、もともと海外への憧れもあったので、留学への気持ちが固まりました。

最初は歴史や考古学を勉強しようと思っていたのですが、テキストや本を読んでいて、特に海外のものはパっと目に入ってくるのはいつも写真だったんです。写真の力を感じました。ドキュメンタリーものが好きで、いつかジャーナリズムの道に…という気持ちもあったので、フォトジャーナリズムを学ぶことに決めました。

 留学に際して、日本外国語で1年間準備をしたのはなぜ?留学生活にどう役立ちましたか?

 このままの英語力じゃ無理だろうと思っていたので。IELTSを中心とした英語学習はとても役に立ちました。卒業までにIELTS 6.0(IELTSは英語を母国語としない学生がイギリスの大学に入る際、英語力判定の基準となるテスト。一般的に大学入学レベルは5.5〜)というスコアを取ることができました。そして、同じ『留学』という夢を持った仲間に出会えたことも良かったです。1年間の在籍でしたが、卒業して数年経った今でも頼れる先生方がいらっしゃるのも魅力だと思います。

 ロンドン芸術大学ではどのように写真を学んだのですか?

 始めの2年はFDAという、短大と同じ資格が取れるコースでフォトジャーナリズムを専攻しました。メディアの法律・倫理、記事の書き方を学び、実践としてプレス写真を撮ったり、大学新聞の制作に携わりました。ただ、指導官がプレス寄りの方で、映画の制作発表や政府の記者会見、裁判所での出待ちなどで写真を撮ることが多く、私がやりたかったジャーナリズムとは少し違ったんです。最終学期に取り組んだフォトエッセイが面白かったこともあり、芸術フォトに興味が湧きました。

2年目が終わった後に、BA(学士)とMA(修士)の間のレベルと言われている1年間の写真コースを取りました。ここでは、アート・コマーシャル・ファッション・風景などからプロジェクトごとに好きなものを選び、指導してもらえます。ここで学んだことは、アートとしての写真は、“コンセプト”を考え、作ることが大事ということ。作品の良し悪しは、コンセプト次第と言っても過言でない位セオリー(理論・意見)が重要視されていました。

辻本さんの作品 卒業年には、スイスの画廊でグループ展を開いてもらったとお聞きしましたが…?

 フランスのアルルという町で有名な写真のフェスティバルがあるのですが、そのフェスティバルではプロの方に写真を見てもらえる機会があるので、参加しました。そこで出会ったスイスのギャラリーオーナーが私の作品を気に入ってくれて、ギャラリーに置いてもらえることになったんです。8月末から1ヶ月開かれるグループ展にも何点か出展することになり、一般のお客様にも何枚か作品を買っていただけたようです。

 グループ展に出展したのはどんな作品ですか?どんなコンセプトがあるのですか?

 草花の写真を水墨画のような仕上がりにしています。3年間の留学生活を通して必然的に日本人としてのアイデンティティを意識するようになっていて、写真で日本の文化を何か表現できないか考えていました。ロンドンは緑が多くて、目に入ってくる植物の形や色の面白さに惹かれるようになっていて、その質感を水墨画の要素を使って写真で表してみようと思ったんです。

 今後の予定を聞かせて下さい

 作品制作は続けていきますが、色々な経験を積んで視野を広げるためにも、まずは就職したいと思っています。広告系や出版系であれば、今まで勉強してきた事とつながりますし、「伝える仕事」に就くというのが昔からある想いです。

 海外で写真を学んで良かったこと★メッセージ

 「英語」で学べるというのは大きいと思います。作品を売るなら日本より海外で、とよく言われますが、海外のキュレーターに見せる場合、英語ができるのとできないのでは大きく違うと思います。そして海外で生活することで自分のアイデンティティを意識できるようになった点も良かったと思います。



更新日 2010.1.15

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