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9月19日(日)、アメリカ・カナダ留学コースの卒業生、川上さんが「海外大学留学フェア」に来校。留学に興味を持つ高校生たちにリアルな留学体験談を話してくれました。
Q 川上さんがJCFLで留学を目指したきっかけは?
高校時代は留学に興味はありながらも、とりあえず日本の大学を目指していました。でも受験に失敗し1年間浪人。そんなときに、JCFLで留学を目指している高校の同級生に学校の話や留学の話を聞いたのが、現実的に留学を考えるきっかけでした。
JCFL留学科の1番の魅力は、アメリカ提携大学1年分の単位を日本で取得でき、アメリカ大学の2年次に編入できること。アメリカの大学を最短3年で卒業できるこのシステムは、浪人していた自分にとって、時間を無駄にしないという点で「これだ!」と思えるものでした。また、説明会に参加し、担任制で一人ひとりに合った留学を丁寧にカウンセリングしサポートしてくれることを知り、この学校で留学を目指すことを決意しました。
Q JCFLでの授業はどうでしたか?
正規留学を成功させるためには、まず現地の大学で学べるだけの「英語力」が必要ですが、実を言うと、それまでの自分は英語が大の苦手。どうしても好きになれなれない科目でした。でもJCFLに入学して、「TOEFL対策」の授業で文法を基礎からじっくり学び、毎時間の単語テストでボキャブラリーも飛躍的に増え、「初めて英語って面白い!」と思うようになりました。
また、ネイティブの先生に英語を使ってアメリカ大学の教養科目を学ぶ授業でも実践的な英語力が身につき、入学後半年で目標のTOEFL 500点をクリアできました。
Q アメリカでの大学生活は?
JCFLから最初に留学したのは、ニューヨーク州立大学のモリスビル校です。この大学の2年次に編入し1年間で教養課程を終え、3年次からはニューヨーク州立大学バッファロー校に編入。「Chemistry(化学)」を専攻し、バイオテクノロジーに興味があったので有機化学を中心に学びました。
理系の専攻は留学生が少なく、クラスで日本人は自分一人。授業は講義と実験が半々でしたが、どんなことも自分からコミュニケーションを取って行かなければ、何も解決しない環境であったことが、今思うと自分の成長に大きくつながったと思います。語学力だけでない本当のコミュニケーション力、勉強や将来に向けての積極性、計画性といったことが留学で本当に身につきました。
でも、もしJCFLでの1年間がなかったら、自己発信を重視するアメリカ大学の授業も知らず、レポートの書き方やプレゼンテーションの仕方も分からず、きっと途中で挫折していたでしょうね。
Q 就職活動はどのようにしましたか?
大学4年の夏休みに一次帰国した際に参加した「留学生のためのキャリアフェア」が、直接就職に結びつきました。今はあらゆる業種がグローバルにビジネスを展開する中で、留学経験者に対する注目度も高く、こうしたフェアがいくつも開催されています。
私の場合、このとき3社から内定をいただき、自分が学んできた分野とは違いますが、企業の問題を解決するシステムづくりという仕事に魅力を感じ、現在の会社を選びました。
Q 現在の仕事内容と今後の目標を教えてください
現在は「オージス総研」という会社で、システムエンジニアを務めています。お客様となる企業は本当に様々。そうした企業の様々な経営課題や高度化・多様化する情報化ニーズにお応えするために、コンサルティング、情報化戦略立案から情報システムの設計・開発、運用・管理までを行うのが当社の業務です。
1つのプロジェクトに携わると一定期間その企業に出向し、お客様の企業と一体となって新しいシステムを開発していく今の仕事はとてもやりがいがありますね。将来の目標は、コンサルタント業務の中核を担う“ITコンサルタント”になること。そのために、中小企業診断士やITストラテジストといった資格も勉強中。留学経験を活かして海外での業務も手がけられるようになりたいですね。
Q 留学に興味を持っている高校生へのメッセージは?
留学するには、高校時代からある程度英語ができないとムリだと思われがちですが、決してそんなことはありません。事実、自分は高校まで英語が苦手でしたが、JCFLでの1年間で留学に必要な英語力を身につけることができましたし、アメリカの大学をしっかり卒業することもできました。
留学は、日本にいては絶対に得られない本当に多くのことを学べます。世界の人々のこと、世界から見た日本のこと、そして自分自身のこと…。そして何より、様々な体験の中で身につけることができる国や文化を超えたコミュニケーション力は、社会人となった今、大いに役立っています。皆さんも、ぜひJCFLで留学というかけがえのない経験にチャレンジしてください。