3月に卒業を控えた各学科代表の2年生（国際関係学科は3年生）が卒業課題として行った研究についてプレゼンテーションをしました。卒業課題では、学生自らがテーマを設定し、JCFLでの2年間で身につけた知識やデータ収集・分析力、発信力などすべてのスキルを発揮します。総合英語科や英語通訳翻訳科など、中には全文英語でプレゼン資料を作成した学科も！
 
それぞれの学科に関連したバラエティ豊かなテーマのもと、研究内容もレベルが高いものばかり。研究活動を通してたくさんの文献を読んだり、アンケート調査や実際に観光地に行き実地調査を行ったりと研究方法もさまざま。自信あふれる話し方や多くの工夫が散りばめられたパワーポイントなど、どれも聞きごたえのあるプレゼンテーションでした。
 
例えば、国際関係学科の学生は、「木を切って、森を育てよう」という一見相反するようなタイトルから聞き手を引きつけ、「日本の森の現状と問題点」を非常にわかりやすく教えてくれました。そして、具体的な解決策として、有名企業の取り組みに触れたり、「森のワークショップの開催」など魅力的な企画を提案。他にも、国際ブライダル科の学生は、日頃の学びを通して「日本の晩婚化・未婚化」に関心を持ち、そのような社会問題を引き起こす元となる私たちの「価値観」や「人格形成」に着目。その上で、それらに影響を与えるメディアの1つである「マンガ」を取り上げ、大変興味深い切り口で、社会問題解決の糸口を発表してくれました。
 
学生の発表後には、先生方からコメントも。「各学科の特色が出ていて、それぞれのキーワードをその人らしく表現していたのが印象的でした。」「普段学科で学んでいることを体現し、さらに自分で研究したことも織り交ぜられている発表で、大変素晴らしかったです！」と各学科の代表に選ばれ堂々と発表した学生たちに、温かい言葉をかけていただきました。
 
それぞれの個性をパワーポイントのスライドに移し、不特定多数の相手を説得していく力が2年間(国際関係学科は3年間)でぐんぐん伸びた学生たち。「卒業後もグローバルに活躍してくれるだろう！」と先生たちは誇りに思っています。卒業までの残りわずかな時間も、最後までJCFL生として胸を張って駆け抜けていきましょう！

2021年度「卒業課題制作発表会」研究テーマ及び登壇者