カナダ留学現地レポート

REPORTER

新潟県立巻高校出身 
アメリカ・カナダ留学コース2007年卒

ナイアガラ・カレッジ
Applied Business Hospitality Operation Management専攻(4年制)

2010年3月

 

ナイアガラのイルミネーション

皆さん、こんにちは!!
 
今日もナイアガラエリアの外れにあるど田舎、Wellandからカナダの現地レポートを送りたいと思います。以前レポートを書いていた頃はまだ「うっすら雪化粧」だった美しい雪景色も、最近ではすっかり「もっさもっさの厚化粧」といった感じになり、終わりの見えない極寒の冬に憂鬱になり始めた今日この頃です。
 
そんな中、早速ですが悲しい事件です。先日遂にこの雪の中共に闘ってきたマウンテンバイク(三台目)のタイヤがパンクしました。
 
これから中間テスト期間という大事な時にまさかまさかの戦線離脱です 涙)

2学期が始まりました!!

ナイアガラの滝

楽しかったクリスマスもあっという間に終わり、あれよあれよと間に2学期が始まってしまいました。丁度今週はどのプログラムも中間テストの時期で、生徒達はテスト勉強と五輪観戦で大忙しです 笑)
 
また、前回のレポートでも書いた通り、今学期終了後にはすぐにCo-op(長期インターンシップ)が控えています。そのため学校の勉強と平行しながら実習先も探さなければいけないので、既に一回同じような事を以前のプログラムで経験しているとはいえ、やはりかなり大変です。
 
日本の専門学校などのように学校側が実習先を提供してくれると面倒がなくて助かるのですが、そんなおいしい話はどこにでもなかなかあるわけでは無いようです 涙) 

夏と冬は違った景色です

先日も授業の間をぬって、実習場所を探しにNiagara Collegeで行われたHospitality Career Fairというものに参加してきました。ここでは主にナイアガラエリアにあるホテル、レストラン、ワイナリーなどが企業紹介のためのブースを設け、そこで生徒は自由に興味のある企業から話をきくことができます。もし気に入ればその場で履歴書を出す事も可能なのでCo-opを含むプログラムのほとんどの生徒が毎年積極的に参加しています。
 
  会話が全て英語の点を除けば、日本の就職説明会とほぼ同じ感じだと思います。今回で参加するのは2回目なので、前回と比べ積極的にそれぞれの企業の担当者の方々とも話ができてとても有意義な時間だったと個人的には思いました。
 
  また、しばしば担当者の方々との話の中で、日本人観光客がツアーの関係で毎年変わらず多く訪れる事実をきかされ、改めて日本人の間でのナイアガラの滝やワイナリーの人気の高さを知る事ができました。

バンクーバー五輪!!

クラスメイトと教授

皆さんもご存知の通り、現在ここカナダではバンクーバーオリンピックが開催されています。 開催国ということもあり、どのカナダ人も熱狂の仕方は半端じゃないです。
 
まず基本的にTVのチャンネルをまわせばどこも五輪、五輪、五輪です。特にカナダの国技であるホッケーの扱いは過剰で、他のマイナー競技の中継を途中からジャックすることもしばしばです 笑)
 
また、僕の学校で言えば、Niagara-on-the-Lake Campusでは図書室に、Welland Campusではカフェテリアに、それぞれ巨大なスクリーンと共にオリンピック観賞用のスペースが生徒達の為に設けられています。 更に教授陣が連絡のために生徒に送るメールには、本文の後に追伸としてオリンピック情報、もといホッケー情報が付け加えられていることもしばしばです。
 
このようなちょっと日本人的にはやり過ぎと見える行為はさておき、一つ感じたのはカナダ人の愛国心は本当に素晴らしいということです。モザイク国家と言われる程、普段はさまざまな民族が一緒にお互いの文化や習慣を尊重しながら暮らしていますが、このような時にBackground関係無しに皆一団となって応援する姿には、ほぼ単一民族で成り立っている日本の国家の美しさとはまた違った国家としての美しさを感じました。

2010年6月

 

フェアモント アルゴンキンホテル

Long time no talk, everybody!! お待たせ致しました。今回もナイアガラのユニークボーイ(良い意味で 笑)Machika Mogiが現地レポートをお送りします。
 
前回のレポートでは確か外の雪景色を「もっさもっさの厚化粧」と表現したと思いますが、その厚い雪化粧も今ではすっかりはがれ落ち、カナダらしい整った芝生の緑があちらこちらに広がっています。そんな中、季節の移り変わりというものは本当に早いものだと実感している今日この頃です。

3年生も無事終了!!

同僚のトロイさん

4月の終わりにFinal Examsをこなし、初めてのBABHでの1年(3年次)もなんとか無事に終える事ができました。私は2年制のプログラム Hospitality Management Hotel & Restaurantからの3年次編入組で、他の学生たちより基本的に1科目多い6科目を履修しなければいけなかったため(編入組のツライところです)、冬学期にも関わらず秋学期並みの忙しさで今回は非常に苦労しましたが、クラスメイトの協力もあってなんとか6科目全てパスすることができました。
 
そんなこの1年で印象的だったのが、Language Electiveの存在と、より応用的な知識の要求です。

ホテルの歴史ある寮

前者については日本の大学で第2外国語を勉強する感覚と似ていると思うのですが、特にHospitalityという近年世界的に非常に発展しているビジネス分野を学ぶ以上、より国際的な感覚が不可欠という認識から学生はスペイン語かフランス語を1年間必修科目として履修しなければいけませんでした。(ただ他の大学でHospitalityを専攻している友人に尋ねたところ、これはNiagara College特有のものらしく、他の大学では必修ではなく希望制が多いらしいです。うらやましい!)ちなみに僕は「カナダに来ているのだから」というなんともお粗末な理由でフランス語を学びましたが、結果は…いやぁ、そりゃまぁ悲惨な結果に終わりました 笑)
 
後者については、代表的な例がケーススタディの増加です。これは主にグループで行う課題なのですが、そこに求められる回答が過去から現在まで学んで来た知識をフル活用しないといけない場合が多く、Hospitalityにおける「会計学」、「経済学」、「マーケティング」といった個々の分野の知識の重要性を改めて認識することとなりました。 

いざNew Brunswickへ!!

小さなフレデリクトン空港

さて、最後になりましたが皆さんに報告があります。ここ何回かのレポートで触れていたCo-op(長期インターンシップ)が遂にこの5月の初めから始まりました。
 
今回は結局、New Brunswick州のあるホテルでBanquet Serverとして働くことになりました。なるべくナイアガラエリアではなく、東の方で働きたかったので、自分の希望通りの結果となり非常に良い形で実習をスタートすることができたと思います。(Niagara College出身のなのに結局1度もナイアガラで働くことはありませんでした 笑)

St Andrewsの街並

同僚も皆フレンドリーで差別も偏見もなく今のところ非常に良い時間を過ごせていると思います。まだ始まったばかりでこれから10月までまだまだ道は長いですが、この恵まれた環境、機会を最大限に活用して、レベルの高いサービスはもちろん、Canadian ServiceとJapanese Serviceの違いにも着目しながら、より国際的なサービスを行えるように日々精進していきたいと思います。

2010年9月

 

ホテルの料理

皆さん、暑い中いかがお過ごしでしょうか? 今回もNiagaraからではなく、New Brunswick州の小さな町、St. Andrewsから私、茂木が現地レポートをお届けします。
 
時の流れは本当に速いもので、ここNew Brunswick州でCo-op(インターンシップ)を始めた事がつい最近のように感じられます。 4ヶ月、言葉にすればたった3文字ですが、今思い返せば自分を成長させる機会を得るには十分過ぎる時間だったと思います。たくさんの素晴らしい同僚達との出会いやここで学んだ経験は、間違いなく価値ある1ページとして僕の人生に刻まれています。

Banquet Server in New Brunswick

前日にセッティングしたテーブル for クリスマス

前回のレポートでは、僕のCo-opについてあまり詳述しなかったので、今回はまず、僕がこの夏お世話になっているホテルの仕事について書きたいと思います。
 
僕は今、カナダのトロントに本社を構える高級ホテルチェーンの一員として働いています。このホテルチェーンは残念ながら日本に進出はしていませんが、近年ヨーロッパやアジアなどに積極的に進出している国際的なホテルです。
 
僕はBanquet Serverとして雇って頂いたので、仕事内容は主に結婚式などの大きなイベントでの準備を含めたセービスとなります。基本的にBanquetはチームで行動するので、英語が第2言語の自分にとってはより働きやすい環境と言えるかもしれません。

ドレスアップ完了

欠点としては、就労時間・予定がイベントによって左右されるので、他のポジションと比べるとかなり不規則なのがたまにキズです。複数の結婚式が1度に予定に入っている時だと、就労時間が10時間を超える事も普通です。少なくとも僕がいるこのホテルでは、Banquet Serverは「開始時間◯◯時、終了時間 不明」が常識になりつつあります 笑)
 
ただイベントに左右され不規則な分、他のポジションと比べると暇な時期も多く、 まとまって休暇が取れることがよくあります。この場合普通なら喜ぶ人が多いのでしょうが、何故か僕の同僚は皆働き者ばかりなので、暇すぎると言って別の仕事を探したり、ホテル内の別のポジションで働いたりしています… 笑)

Christmas Party in July

Banquet Team

前述したように、僕が今お世話になっているホテルは高級ホテルチェーンの一角として、非常に質の高いサービスをお客様に対して提供しています。しかし、お客様だけでなく従業員に対するサービス、即ち、職場環境の充実に努める姿勢も僕はこのホテルチェーンの魅力の1つだと思っています。
 
その代表的な例として先月、クリスマスパーティ in Julyというイベントがスタッフのために開催されました。従業員が1番多いこの時期にホテルの宴会場を従業員のために貸し切り、料理(ターキー)、お酒、ダンスと共に冬のクリスマスを一足先に皆で祝いましょうというイベントです。
 
僕を含めほとんどの従業員がドレスアップし、さすが北米と言えるようなとても華やかなパーティでした。また、このような職場環境の充実が結果として従業員全体に良い影響をもたらし、それが現在の質の高いサービスに繋がっているのだと実感できるようなイベントでもありました。
 
インターンシップも残り1ヶ月となりましたが、学校の課題などやることが大量に残っている今日この頃。まだまだ忙しい日々が続きそうですが、完璧に実習を終わらせ笑顔でオンタリオに帰るため、明日も頑張るぞ!!!