カナダ留学現地レポート2006年5月
ウェランドでの暮らし近所の様子。家が建ち並ぶ住宅地は、静かでのどか カナダはオンタリオ州、ウェランドで暮らし始め1ヶ月が経とうとしています。今はナイアガラ・カレッジのEAP(English for Academic Purposes)で英語を学んでいて、9月から学部に進学し、ワイナリーの勉強(Winery and Viticulture technician)を始めることになっています。同じ目標をもった仲間や優しい家族に囲まれて、今のところホームシック知らず。まだまだ不慣れなことも多いのですが、カナダを満喫しながら楽しい学校生活を送っています。先生方がESLの生徒にBBQを振舞ってくれました。ドミニカ出身の友達と わたしがこの町に来てまず感じたのは、まぶしい日差し、鮮やかな緑、ゆったりと流れる時間でした。ここはけっして都会ではありませんが、かといってなんの不便もなく住みやすい、静かで治安の良い所です。わたしのホストファミリーは優しくて面白くて、素敵な人たち。いつも冗談ばかり言っていて、私も一緒になって笑ってます。今度はわたしがみんなを笑わせられるようになりたい!細かなところまで気遣ってくれる半面、私の自主性を大事にしてくれ、家のルールは最低限だそうです。そんな家族にとても感謝しています。学校の様子おじいさんとおばあさんを迎えて、母の日を家族みんなでお祝いです EAPは面白いです。色んな国の友達がどっとできます。クラスメイトは半分がコロンビア出身、続いて日本、タイ、台湾、中国。毎日が異文化コミュニケーションです。年齢層は10代~50代と広い。コロンビア出身の人たちはその大半が移住してきた難民。カナダは移民の国ですが、ここウェランドも移民の数が非常に多いんです。英語を勉強して、良い職を得て家族を養いたいという思いで、家事と勉強を両立させながら学校に通う方たちのなかで、私たち留学生は恥ずかしくないよう学びたい、なんて考えさせられます。ナイアガラ・カレッジ ウェランドキャンパス 1日中英語を聞いているだけで疲れるという子もいますが、わたしにとってはJCFLの1年間が正直、辛かったのでそれほどきつくはないです。今、私が最も伸ばしたいのはスピーキング。みんな意見をガンガン言うので、負けていられません。先生方は留学生慣れしているように思うし、少人数のクラスで親身になってくれるので、とても心強いです。この英語学校の卒業生も、先生が素晴らしい!と口をそろえて言っているんですよ。カナダでの生活はまだ始まったばかり。これからも新しいことにどんどん挑戦して、吸収していきたいです。 2006年8月
休日に小旅行へケベック旧市街 中間テスト後の1週間は休日だったので、それを利用してケベック・シティ、モントリオール、オタワの3都市を回る旅行に行ってきました。私にとってはどこも新鮮で、3日間ずっとはしゃいでいました!特にケベック・シティ旧市街は、城壁が街を囲うようにして残っている世界歴史遺産都市で、一帯に古い情緒がただようとてもきれいな所。その中の迷路のような小道を歩いて散策したのですが、それだけで本当によい時間を過ごせました。機会がある方にはぜひ訪れて欲しいところです。ハッピーな1日誕生日にホストマザーと たくさんの風船と一緒に写っている写真は、ホストファミリーがわたしの誕生日をお祝いしてくれたときのものです。学校から帰ってくると、私の部屋とダイニングがいろいろと飾られていてびっくりでした。みんながカードをくれて、大きなケーキとプレゼントまで用意してくれました。いつもわたしに良くしてくれるホストには、感謝するのみです。また学校ではクラスの皆が自分の国の言葉でBirthday songを歌ってくれたり、友達もパーティーを開いてくれたりと忙しくてとてもハッピーな1日でした。9月からのカレッジでの授業に向けて卒業証書をもらって記念撮影 5月から勉強してきたEAPですが、あっという間に時間は過ぎこの間は卒業式でした。私のいたクラスはとにかく楽しくってお互いを尊敬しあえる、仲が良いクラスでした。クラスメイトに限らず、先生方は私たち学生のこと良く考えてくれるフレンドリーな先生ばかり。私たちが疲れた顔をしていると授業を面白くしようと試行錯誤してくれて、勉強スタイルに変化をつけてくれる柔軟さはありがたいものでした。そんな素晴しい人たちと学びあえたことは、これからも大きな励みとなると思います。ここに来てからの4ヶ月間、大切な友達や家族ができました。8月の下旬には私の取るプログラムがあるキャンパスの方へ引越しです。そして9月からはいよいよカレッジの授業が始まります。仲良くなった人たちと離れるのは少し寂しいですが、新しい環境に早く慣れてネイティブに負けないように勉強に励みたいです! 2006年10月
カレッジSt. Catherinesの街角 ついに大学の授業が始まりました!まわりの環境が変わって一ヶ月が経ちましたが、最初の1週間のガチガチだった緊張は解けて生活などのリズムもつかめてきたように思います。クラスは大きくて30人程度で、取っている授業の半分は13人のクラスとかなり少人数。教授との距離はかなり近い感じで、発言や挙手がしやすいし、その機会も多いと思います。とはいえみんなの前で喋ることはまだまだ慣れませんが…。それでも「このワインの色、透明度、香りは?」など答えやすい質問の時はすかさず言うようにしていて、ちょっとは度胸がついてきました。 Tim Hortons 授業は全て、講義→実習で成り立っています。例えば、天候によってワインの味がどう変わるかを教授がプレゼンテーションした後、実際にその違いが著しいワインをテイスティングしてみるなど。より実践的、というのはカレッジの強みですよね。写真にもありますがTim Hortonsはやっぱり大学の構内にも欠かせない存在ですね~!(Tim Hortonsはカナダで一番親しまれているカフェです。.)休み時間ともなれば長蛇の列。わたしもTimのコーヒーで眠気を覚ますため、並びます! ブドウの収穫祭ワインフェスティバルのカレッジのブースで この間、初めてブドウの収穫を体験しました。クラスメイトの家はワイナリーで(主にブドウの栽培ですが)収穫を手伝ってほしいと呼びかけていたのを聞いて、早速参加。知り合いもみんな収穫のために集まっていて、全部で20人ぐらいでした。一日中楽しくお喋りなんかしながら、でもしっかり働いてかなり疲れました。 各ワイナリーがご自慢のワインを披露 その後の夕食では、家族の皆さんがドイツからの移民だったので、伝統的なドイツの収穫祭用の料理がたくさんでした!あとは音楽をかけつつひたすら楽しく過ごしました。ワインにも関わることができて勉強になったし、素敵な人たちと会えて本当にいい思い出になりました。ワイン・フェスティバルワイン好きが集まって大盛況! ナイアガラの地域のワイナリーが一堂に集まる、大きいワインのお祭りが私の住んでいる町で開かれます。そこでNiagara College Teaching Winery(NCT:私の専攻Winery & Viticulture Technicianが管理、運営するワイナリー)もブースを出していて、私はそのNCTのワインを説明したり試飲を勧めるボランティアをしました。これもまたいい経験でした。2006年12月
クリスマスの季節ですね近所のクリスマスの飾り この二ヶ月で完全にマフラーと手袋が手放せない寒さになりました。街はクリスマスの飾りとイルミネーションでいっぱい、そしてそれが豪華でキレイ!ハロウィンが終わると同時にすべてがクリスマスになります・・・11月半ばから、ラジオではクリスマスソングが一日中流れていたり、友達はクリスマス用のベーキングを始めていたり。やっぱり日本のお正月のような雰囲気なんですね。みんなが待ち遠しくて大切にされている家族の行事なんだと、改めて感じました。JCFLの友達と再会しました!トロントの巨大なツリーの前で この間の土曜日、JCFLの時代のクラスメイトとトロントめぐりに行ってきました。私の街St. Catharinesと友達が住むBarrieの真ん中がちょうどトロントなので、集まるのにはもってこいなんです。前から行きたかったArt Gallery of Ontario で美術にひたった後、Kensington Market (古着屋さんが並ぶ通り)、Korea Town(日本の食品が手に入る)など一日中歩き回りました。たいていの人は地下鉄を利用すると思うんですが、トロントのダウンタウンのあたりは意外に歩けます。歩かないともったいないです!今回はかわいいレストランやカフェ、服屋さんを発見しました。 ワイン作りが始まりましたクラスで作っているワイン ワインメイキングの授業では今、ペアワークでワインを作っています。写真にもありますが、小さいガラスの容器ですべての過程が行われます。一年後くらいに、このワインの学科内のコンテストがあります。成績がよければカレッジのワインストアで売られることになるのでドキドキです! |