中国留学現地レポート

REPORTER

福井県立福井農林高校出身 
アジア・ヨーロッパ言語科中国語+英語専攻2012年卒

中山大学(1年制)

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2013年11月

 

留学生活スタート

広州のシンボルの山羊の像

大家好!みなさんこんにちは、中国・広州に来て早2カ月、ここでの生活にはもう大分慣れてきました。僕が生活している広州という所は北京や上海とは違い一年中温暖な気候でとても過ごしやすい都市です。
 
留学の目的は語学留学ということでこの一年間は集中して中国語を勉強していきたいと思います。これからこの記事を見てくださった方には、中国留学でしか味わえない、中国の魅力を少しでも多く感じ取ってもらえたら嬉しいです。

大学での中国語の授業

広州を流れる珠江と奥に見えるのは広州タワー

9月中旬にクラスのレベル分けテストがありました、JCFL在学時に文法の大江先生から「クラスは絶対に上の方に行った方が良い!」と言われていたので少し緊張して挑みました。テストの結果は10段階のレベルに分けられるクラスのうち、上から三番目のクラスになりました。
 
僕のクラスの留学生の国籍は多い順に韓国、タイ、日本、カザフスタン、ウクライナ、マダガスカル等などさまざまな国から来ています。僕たちのクラスは中級から高級の間に入るレベルなので授業の内容はまあまあ手応えがあります、いろんな国籍の留学生たちと一緒に授業を受けるのはとても楽しいですよ。

中秋節

月餅

中秋節というのは旧暦の8月15日にあたる日に家族で一家団欒しながらお月見をして月餅を食べるという伝統のある祝日なのですが、ところで皆さん月餅を食べたことはありますか?日本でいう和菓子のような存在でとっても甘い中国の伝統お菓子です。
 
去年日本にいる頃に中国人の友達から月餅をプレゼントされたことがあり、とっても甘い月餅が大好きになったのですが、今年の中秋節もまた中国人の友達に月餅を沢山もらいました(笑)
 
どうやら中国人の家庭では月餅を自宅用やギフト用に購入することが多いそうで、毎年中秋節の時期が近づくと多くの人がお店に買いに行くそうです。

初めての一人旅・湖南省・張家界へ

張家界の風景。写真で見るより本物はもっと雄大で見る人を釘づけにします。

実は留学に来てから第三日目に人生初となる一人旅をしてきました。もともと旅行は好きだったのですが、国外での一人旅は未経験でドキドキがいっぱいでした。
 
目的地は世界自然遺産にも登録されている張家界の武陵源。中国は世界で二番目に世界遺産が多い国となっています。それに中国の世界遺産はこれからもどんどん増えていくと言われているので楽しみですね。
 
旅立ちの日はとっさに「旅に行こう!」と考えたので特に深い計画も立てることもなくリュックサック一つ担いで出発しました。駅に到着してキップ売り場を見に行くと、当日に販売している張家界行きの切符はなんと残りちょうど一枚だったので慌ててその切符を買いました。買った切符は寝台席で、車内では向かい側の寝台に乗っていた中国人とお喋りで盛り上がり、自分が日本人だと伝えると「中国にようこそ!」と歓迎してくれて食べ物まで分けてくれました。旅先の出会いは良いものですよね。
 
広州から張家界までの所要時間は約15時間(東京から広島くらいの距離)、地図で見ると近い場所だと思ったのですが、さすが中国、、、スケールが違います!肝心な張家界・武陵源の風景は突起した一つの長細い山が見渡す限り広がっていて、まさに壮大でした。こうした奇形な風景があるのは、何億年も昔そこには海があったからだそうです。