アメリカ留学現地レポート

REPORTER

佐賀県立佐賀西高校出身 
アメリカ・カナダ留学コース2009年卒

ワトコム大学(2年制)経営管理学

BACKNUMBER

2011年9月

 

ワトカムカレッジをついに卒業!

学校の友達と

大分ご無沙汰してしまいました。皆さんお元気ですか?時が経つのは早いもので、前回のレポートから振り返ると、大きな人生の節目をいくつか迎えたように思います。
 
まずは、先学期の事について書きたいと思います。 先学期は私にとって、最後の学期となりました。そうです!ついに3月をもってワトカムカレッジを卒業しました!!最後の3ヶ月間は、あっという間に過ぎました。取った授業は、Business Ethic, Office Procedureのビジネス科目。それから、Business Administration専攻をしている私にとって、卒業必須科目である、インターンシップを経験しました!
 
この教科は、自分の興味がある仕事を、体験するものです。入学当初は、”アメリカで働く自分”なんて考えられませんでした(笑) それでもインターンシップ先を見つけなければ、卒業できないというプレッシャーがずっとありましたね(笑)   
このインターンシップ先を見つけるにあたって、実は先学期にとったCooperative EducationのクラスでやったInformational Interviewが役に立ちました。実はこのインタビューで、最後にホテルのSales Supervisorをインタービューしたのですが、そこからインターンシップの話があり、無事に決める事ができました。

ホテルでのインターンシップ

インターンシップ先でSales Supervisor

私が働いたホテルはBellinghamでは大きなホテルで、仕事内容は主に事務系のサポートをしました。単位取得としては、1学期間に100時間勤務が条件でした。 なので私は、週に2日、1週間に10時間程働きました。もちろん無給のお仕事ですが、それだけの価値があったと思います。
 
事務のお仕事以外にも、カウンターデスクの手伝いや、たまに直接ホテルに泊まっているお客様に、お届けものをする事もありました。他には、ケータリングのお手伝いで、イベントでは大勢のお客様へお水を注ぐサービスをしたり、コミュニティーイベントなどにも参加する機会があり、Bellinghamでビジネスをされているたくさんの人達と触れあう機会もありました。
 
ビジネスイベントに行くと、私は、アジア人で、しかも見た目が幼いからか(笑)私の顔や名前を覚えてくれる方が多かったです。 こんなにアメリカのビジネスに関わる機会を与えてくれたのは、インターンシップの話をもちかけてくれた、Sales Supervisorであり、彼女には本当に色々と良くして頂きました。彼女だけでなく、他の職場の人達もみんな外国から来た私をとても快く受け入れてくれ、理解力があり、本当に有難い環境での職場体験ができました。私も、その受け入れてくれた気持ちに応えようと、自分なりに精一杯やりました。ここでの経験は、アメリカのビジネスを知る、自分にとって大きな第一歩になったと思います。

ワシントン州から表彰!

Award CeremonyでGoverner Christiと校長と一緒に

最後の学期で、他にもう一つ思い出に残った事があります。それは卒業前に、学校で大きな功績を残せたことです!と言うのは、カレッジの代表者として、ワシントン州から表彰されたのです!
 
この賞は、アメリカ全州内のカレッジ・テクニカルカレッジ内で、学業とコミュニティー活動、両方で活発に活動した事を表彰されるもの。州都のオリンピアで表彰式もあり、なんと州知事のChristine Gregoireも参加されて、彼女のスピーチを聞くことができました!!
 
こんな経験はきっともう二度と出来ないと思うので、本当に貴重な体験となりました。この賞を取れたきっかけは、やはりインターナショナルオフィサーのアシスタントをしていたこと、そしてビジネスクラブのオフィサーとして活躍できた事ではないかなと思います。せっかくアメリカまで来たのだから、色々な経験をここで積みたいと思って来ました。そこで挑戦した事が、こういった形で結果となったので本当に嬉しかったです。  
次回は卒業後についてレポートしたいと思います!

2011年3月

 

短大卒業後の私

冬にラスベガスに行きました!Bellagioの噴水ショー

みなさん、こんにちは。前回ワトカムカレッジを卒業したことを報告しましたが、今回は卒業後のことについて書きたいと思います。
 
最初に単刀直入に言いますと、1年間限定ですが、アメリカでの就職が決まったのです!!3月に卒業してから私は、OPT(Optional Practical Training)の資格を取って、アメリカでの就職活動を本格的に始めました。OPTは、アメリカの学校を卒業後、合法的に1年間だけ今まで勉強してきた事を実践するために、アメリカで働く事が許される期間です。
 
日本でもアメリカでもこの経済不況は変わらないので、就職活動をする際には相当なガッツ(!)が必要です。実際には、卒業から就職活動を始めるのでなく、その大分前から自分で始めなくてはなりません。学校にいる間は私も、自分で履歴書を何度も書き直して、たくさんの人にアドバイスをもらったり、図書館へ行って企業のリサーチなどをしました。そして私の場合、まず自分の希望に当てはまった企業を探せたのも、本当に本当に幸運だったのですが、その企業での面接、そして5月からの仕事が内定し、自分でも信じられないのですが、希望を叶える事ができたのです!!

たくさんのことを学び成長する毎日

あっと言う間に始まった、5月からのNew Life。私の働く会社は、日本の会社です。本社が日本にあり、こちらの経営者も日本人で、スタイルも日本式を取り入れている所が多いのですが、オフィス内の人達は、北米・南米と本当に多国籍です。私は事務のお仕事をしていますが、仕事内容に限らず、入社してからは自分に足りないものを学ぶ事が多く、自分の未熟さを痛感しました。それでも、日々成長です。こんな自分を雇っていただいたのだから、絶対に貢献したいという気持ちで、日々精一杯やっています。
 
そして何より、OPTなので1年と限られた時間でしかここで過ごす事ができません。この与えられた貴重な1年で、自分がどれだけ成長できるかは、全て自分次第だと思います。社会人としてはまだまだ未熟だと思いますが(笑)、1年後社会人として恥ずかしくないくらいに、アメリカで成長してきた!と胸を張って日本に帰りたいと思っています。

OPTをやってみたい人へ

ホストとシアトルで

最後にOPTで働こうと思っている方に簡単なアドバイスですが、1年間のみ働く事が許されるビザという事で、やはり他の現地の人と比べると、圧倒的に採用される幅も狭くなります。この不況の中では尚更です。
私が言えた立場でもないのですが、それでも大切な事は、前もって行動する事、そして最後まで諦めない事だと思います。
 
私の会社の支社長がよく言っている事があります。それは、「自分にいい訳をしない事」です。「~するつもりだった・~しようと思ってた」は誰でもいつでも言えます。本当にこれが難しい事なのですが、自分に言い訳をしないような、そんな立派な人になれたらカッコいいと思います。
 
最後になりましたが、この2年間の留学生活、あっという間でした。2年前の自分と比べて、成長できたかと言うと、できたと信じたいです。いや、そうでないとここまで来た意味がありませんっ!!笑)
 
様々な国籍のたくさんの人達に出会えたこと、母国語を使わない環境で勉強するというのはどんなに大変かという事、人の温かさはどこででも一緒だという事、そして努力し続ければいつかは結果となって自分についてくると言う事、日々の中でたくさんの事を学びました。こんなに恵まれた環境にいれた事、そしていられる事、本当に日々感謝しています。長くなりましたが、ここまで読んで頂いてどうも有難うございました。今後留学する皆さんを、応援してます!!!!