アメリカ留学現地レポート

REPORTER

岡山県立岡山城東高校出身 
アメリカ・カナダ留学コース2008年卒

サンフランシスコ州立大学(4年制)放送学

BACKNUMBER

2011年7月

 

無事アメリカの大学を卒業!

卒業式の日に友達と。

皆さん、お久しぶりです。前回のレポートより半年以上も経ってしまいました…。2011年5月21日に無事、サンフランシスコ州立大学を卒業し、日本に帰国しました。今回は学生生活最後の学期のことからお話ししようと思います。
 
最後のセメスターの1番の楽しみ兼、苦しみ(?)だったクラスがあります。それは、『State of Events』という30分の週刊ニュース番組のクラスです。私の学校はベイエリアの地元テレビ局にチャンネルを持っています。このニュース番組のクラスで制作したニュースをそのチャンネルで流します。
 
ブロードキャストジャーナリズム専攻の学生なら、必ずこのクラスを取りたい!と思う夢のようなクラスなのです。なぜなら、本物のニュース番組にも引けを取らないくらいのクオリティーがあるからです。

学校の門の前で。

ですが、現実は想像以上に大変でした。毎週毎週必ず何かしらのニュースを学生一人で作り、オンエアーに間に合わせなければいけないのです。自分でニュースソースを見つけ、取材に行き、編集をし、そのニュースをクラスに持ち込み、スタジオのカメラの前で自分のニュースの説明などをします。ニュース番組の制作が終わると、すぐに次はどのニュースを作ろうか?次は取材のアポを取らなきゃ!といったように、この学期は心休まる時がありませんでした。
 
しかし、このクラスを取ることによって、個人でニュースを作ることの大変さ、一つのニュースをみんなの力で作り上げる喜びを得ました。そして、家のテレビで自分が出ている番組を見るのは照れくさいけど、「頑張ったんだ!」という達成感がありました。
 
とても中身の濃いクラスだったので、他のクラスメイトともとても仲良くなれて嬉しかったです。5月の卒業前は毎日課題に追われたり、友達と出かけたり、とても充実した1ヶ月でした。

卒業後、そして就職活動

JCFLの友達とロックフェラーで夜景を見ました。

卒業後は、ニューヨークに住んでいるJCFL時代からの友達に会いに行きました。久しぶりに会いましたが、みんなが頑張っているのを知り、私も頑張ろうと思いました。こんな刺激を与えてくれる友達をいつまでも大切にしたいです。
 
帰国した後は、就職活動に追われています。幸いにも、留学生に興味をもってくれる企業が多いので、色々なセミナーなどに参加して、面接試験を受けています。

卒業式に合わせて母が日本から来てくれたので、ナパにワインテイスティングに行きました。

私が感じることは、留学というのは一つのオプションにしかすぎないなということです。その生活の中で自分がいかに成長し、何を得たか。学校の勉強を頑張るのはもちろんのこと、その他にどんなことをして来たか、ということを面接官の方は見ていらっしゃるなと思いました。
 
私はこの3年間の留学生活を振り返って、本当にアメリカに行って良かったと思います。 自分の世界が広がりましたし、日本人としてのアイデンティティーを発見できた気がします。また、私のやりたいことを金銭面的だけでなく、精神的にもサポートしてくれた両親や家族にも感謝の気持ちでいっぱいです。
 
留学に行こうか迷っている人がいれば、悩まずに世界に飛び出してほしいと思います。私はもうアメリカが少し恋しいです…笑。