高校時代から英語は好きで、国内の外国語大学へ進学しようと考えていました。でも受験勉強をしているうちに、語学そのものを学ぶより、英語を使って将来に役立つビジネス分野の勉強がしたいと考えるようになり、留学を目指しました。
アメリカの大学では一人ひとりを自立した人間として扱ってくれますが、それ故に厳しい面もあります。とにかく分からないことは、自分で動いて聞きに行かないと手取り足取り教えてくれるようなことは一切ありません。また、僕がとても刺激を受けたのが、台湾、マレーシアなどのアジア系の留学生。彼らは皆、「自分はこういうことがやりたくて、だから英語が必要で、こういう知識を学ばなければならない」という意志・目的がはっきりしている。
専攻した「マネジメント・インフォメーション・システム(経営情報学)」では、たとえば、ある企業にこういう問題があって、それをITを使ってどう解決できるかをグループでリサーチ、ディスカッションして、自分達なりの解決方法をプレゼンテーションしたりするような、実践的な授業が中心でした。まさに僕が求めていた授業がそこにありました。
就職は留学中にボストンで開催された留学生のためのキャリアフォーラムで、インテル社の面接を受けたのがきっかけでした。現在は営業職で、インテルのCPUを日本のパソコンメーカーに提供していく仕事です。留学経験で身につけたプレゼンテーション力や英語力は今とても役立っています。社内でもレポートやメール、資料の提出はすべて英語なんです。今後はアメリカの本社事業部に入ってアメリカで仕事がしたいと考えています。 |