●正規留学
海外大学や専門カレッジに正規入学し、単位を取得して卒業する。様々な専門分野を学ぶことができる。また卒業資格は世界共通。
期間 3年〜4年 短大・専門カレッジは1〜2年。留学先のシステムによっても異なる。
費用 1年間学費+生活費で150万〜300万程度 生活費を含めても日本の大学より安いケースも。
Note 日本の大学と異なり、卒業は難しい。しっかりとした準備が必要。
●交換留学
大学の提携校や姉妹校に在学中に留学する。留学先で得た単位を日本の大学の卒業単位にカウントしてもらえるのが一般的。
期間 通常1年
費用 生活費+学費200万円〜。学費は日本の大学、または留学先のどちらかに納める
私費留学は休学扱いで両方の学費を納める。
Note 募集人数が少ないので学内選考。留学先が限られている。
●語学留学
語学を習得することを目的とし、海外の語学学校へ入学。様々なレベルに分かれて、各国からの留学生とともに学ぶ。学校によってはパーティーや遠足も実施。
期間 1ヶ月から1年程度
費用 語学学校費用+生活費+渡航費
200万程度
Note 宿泊をホームステイにすることも可。
卒業資格などの取得ができないので、学歴にはならない。日常会話程度は身につくが、ビジネスに使えるレベルになるには難しい。
●ホームステイプログラム
現地のホストファミリーの家に一室を借りて、家族の一員として生活体験。語学プログラムとセットになっていることが多く、昼間は学校、夜や週末は家族と過ごす。
期間 2週間〜1ヶ月程度
費用 20万〜50万程度
Note 事前の準備があまり必要でないため、高校生からでも気軽に参加できる。
家族と考えが合わなかったり、生活習慣が異なるなどのトラブルもあるため、事前の異文化理解が必要。
●インターンシップ留学
実際に企業で職場体験ができるプログラム。語学プログラムとセットの場合と、インターンシップのみの場合も。
期間 1ヶ月〜1年程度
費用 プログラムのみで50万〜100万円程度 渡航費・生活費などを含まない場合が多い。
Note ほとんどのケースは働いても賃金はもらえない。就職の際に海外での就労経験が有利になる場合も。
●ワーキングホリデー
日本が提携を結ぶオーストラリア、カナダ、ニュージーランド、韓国、イギリス、フランス、ドイツで1年間生活をしたり、アルバイトをしたり、学校に通ったりすることができる。
期間 通常1年
費用 渡航費+生活費 100万円〜
学校に通う場合はその学費も
Note アルバイトは同じ雇用者のもとで働ける期間が決められている。年齢制限あり、学校に通える期間が決められている
★JCFLが高校卒業後すぐの学生に正規留学を勧める理由
語学留学やワーキングホリデーでは、学歴や経歴にならないのが一般的。高校卒業後すぐにこういった形で留学すると、帰国して就職しようとした場合、そのまま高卒扱いとなり、就職先によっては不利になるケースも。またワーキングホリデーは働いたり、学校に通ったりという時間を自分で調整する「自由度」が高いため、自立していない状態で行ってしまうと、一年を無駄に過ごしてしまったり、全く語学力が身につかないケースもあります。単なる経験だけでなく、留学を自分の将来のステップアップにつなげたい人には、正規留学をお勧めします。
正規留学のメリット1:海外の大学・専門カレッジの卒業資格取得
正規留学以外の留学では、卒業資格が得られないので、就職などの際に学歴とすることができません。正規留学であれば、海外の大学でも日本の大卒と変わりありません。(海外の専門学校の場合は、日本の専門卒に相当。)また現地の学生と同じ授業を受けるので、地元の学生や世界から集まる留学生とも交流できます。
正規留学のメリット2:高い語学力が身につく
一年程度の留学で生活に困らないレベルの語学は身につきますが、ネイティブと対等に議論したり、仕事などに使うのには十分ではないケースも。語学は語学そのものを学ぶだけでなく、それを手段として様々なことを学ぶことでさらにレベルアップします。単なる語学留学の場合、日常会話のレベルアップはできますが、より専門的な英語、ビジネスにおいて使えるような英語を身につけるのは難しいです。
正規留学のメリット3:語学+αの知識の習得
第二言語を身につけるための指導が幼稚園、小学校からなされるようになり、これから問われるのは、語学ができることだけではなく、「その語学を使って何ができるか」ということになります。正規留学では語学力だけでなく、自分の専門の知識や技術を身につけることができます。また日本にはない専攻もあり、最新の学問を学ぶこともできます。
正規留学のメリット4:海外就職のチャンスも
海外の大学在学中に企業研修(インターンシップ)のチャンスなどもあり、それをきっかけに就職していく人も多数。また現地の情報が入りやすい環境なので、海外就職には一番の近道です