奥が深いポップミュージック
おひさしぶりです。
春になりイギリスも暖かくなってきました。
桜なども咲き始め、まだ肌寒いですが、春を感じています。
3月で授業は全部終わり、残るは課題の提出(エッセイ3つ、自作曲3〜4曲、小エッセイ)と5月に試験があります。エッセイはひとつ3000字。ジャーナルは約2000字、読む本も「Pop Music」とはいえ、よりacademic(学術的)になってきました。
「Pop Music」というと歴史が浅いように思われがちですが、「Pop Music」に関する本はいっぱい出ています。「音楽が時代に与えた影響」「gender issue(男性女性間の問題)」「technology」、、、「Pop Music」はいろんなものに影響され、また影響を与えつつ発達しているので、実はとても奥が深いものです。
ノエル・ギャラガーのコンサートに行ってきました!
渡英してからずっと観たかった、「Noel Gallagher」のコンサートへ、「O2」(ロンドンにあるコンサート会場)に行ってきました。さすがにすごい人でした。Standing で6時間待ち(イギリスのコンサートは「Opening act」(前座)/「Support act」(助演)がいるので、スタートは6時開演でも、メインアーティストのパフォーマンスが始まるのは9時近くになるのが普通です)、でも念願のほぼ最前列!周りのファンの勢いに押しつ押されつ、負けずに楽しんできました。
ロンドンにきてからいくつかの「gig」(ライブ)に行きましたが、どこに行っても思うのが、音響の悪さ(笑)。最前列にいましたが、観客の声の方が大きく感じることもあり、音楽が聞こえないこともしばしば。こちらではちょっとサウンドエンジニアリングをかじった程度の人でも音響を担当するそうで、そういうせいでもあるんでしょうが。日本で大きい「gig」に行って音の悪さを感じることはまずなかったので、違いを感じました。ですが、チケットの値段など考えると、やっぱりイギリスの方が音楽が生活に密着していると感じます。今回のノエルのコンサートは45ポンド(1ポンド=129円計算で、5800円くらい)だったのですが、これはかなり高い部類に入るようです。日本だと安いですよね!彼ほどのビッグアーティストなら。
ミュージシャンにもチャンスがたくさん
イギリスの美術館がfree(無料)なのは結構有名だと思いますが、イギリスではfreeで聞ける音楽も沢山あります。ジャンルは「jazz」「pop」「blues」「experimental」などさまざま。
人気のある音楽パブなど(特に北ロンドン)では、ほぼ毎日のようにfreeでアマチュアのmusicianたちがライブをしています(クラスメイトもたくさん!)。みんなお酒を飲んだり、食べたりしながら音楽を楽しみます。日本ではこういうことはないですよね。コンサートでもチケットの値段は大体10〜20ポンド(1300円〜3600円くらい)。20ポンド払うことはまれです。
イギリスに来るまで私も知らなかったのですが、イギリスには「Open Mic」というシステムがあり、パブ等でよく見られます。これは、アマチュアや駆け出しのミュージシャンが順番にマイクの前でパフォーマンスするというもの。ただ「Open Mic」と書いてあるパブに出向き、順番を待てば誰でも参加OK!キャリアを築くには、こういう活動もとても大事なようです。人気のあるパブなどでは予約が必要な場所もあるようです。
今までで一番美しい音!
コンサートだらけですが、3月始めには「葉加瀬太郎さん」のチャリティーコンサートにも行ってきました!今回は教会でお昼に行われたので、周りは日本人の主婦の方ばかりでしたが(笑)
初めて彼のコンサートに行きましたが、今まで聞いた中で一番!とも言えるほどの美しい音でした。教会という環境の中で響く音はまた格別です。音響などはもちろんなかったのですが、その必要がないほど綺麗な響きでした。
このように、イギリス、特にロンドンは毎日が音楽に溢れています。地下鉄に乗れば絶対「street musician」(地下鉄駅構内や路上で演奏する人)がいます。イギリス人は何も気にしていない気もしますが(笑)。音楽はそれほど生活に密着しています。
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