睡眠を削って作曲&編曲!
やっぱりホワイトクリスマスからはほど遠い、春のようなクリスマスを過ごしました早瑠菜です。おひさしぶりです!Northridgeは前のように晴れる日が続くことは少なくなったものの、冬なのか春なのかよく分からない気温が続いています。風は強いんですけどね。先週の終わりにようやく今学期も終了しました。えぇ、もうほんとに信じられません。。。よく生きてるな自分(笑)。前の学期は作曲または編曲が課題になるクラスを何と5クラス取ってて、睡眠時間を削ってがんばった学期でした。のだめならぬ、寝だめ学期ですwでもそこは体強く産んでくれた母さんに感謝。学期終わってスノボーに行った時に風邪引いただけで、その他は死んだ顔しててもちゃんと笑って学校行ってました。そうそう、こっちでインフルほんとに大したことありません。さすがに風邪引いたときはビビりましたが、2日後にはけろっとしてましたw
映画音楽に挑戦☆
この学期は、どのクラスを取ってもその課題をする過程で、学ばないことはありませんでした。しかも、ほとんどがMedia&Commercial Composition用(メディア&コマーシャルの作曲)のクラスだったので、同じMajor(専攻)の人とほんとに近くなれた学期でした。それでは、手短かにどんなクラスだったか説明しまーす。
一番役に立ったのはBeginning Media Compositionのクラス。映画音楽の作曲家の使うテクニックについて分析、それを使って曲を書きます。教授が言った、この学期で一番心に残った名言がこれ。“We are not writing a piece of music but writing a MOOD.(私たちが書いてるのは曲じゃなくてムードよ。)”なるほどーと思いました。確かに、うちが今まで書いてきた曲はメロディーが一番重要な“聞かせる”曲です。でも、映画音楽ではメロディーが一人歩きするようではいけない。Movieのそのsceneのmoodに合ってて、なおかつそれをもっと引き出すような、観客をその映画に引き込んでくるような音楽でなければ、Directorはgoを出してくれない。映画音楽でお金を稼ぎたいなら、まずはDirectorに、それから観客に認められんとダメ。うちの一人の友達は、この点でMedia Composition Majorと相性が合わず、来学期からComposition Majorに移ることになりました。彼は自分の好きな曲を、DirectorとMovieのためではなく、観客と自分のために書いていたいようです。ちょっと脱線しましたので元に戻りまーす。
さてさて、このクラスでは2〜3週間かけて1人の作曲家のテクニックやテイストなんかを分析して、それを使って曲を書きました。Alan Silvestri, Jeff Goldsmith, それからJohn Williamsなどです。基本的には一人でするのですが、1回だけ友達とcollaborateして曲を作る課題がありました。これはほんとに勉強になりました。2人1組になって、1人が作曲、もう1人がそれをオーケストラ用に編曲し、Alan SilvestriがScore(楽譜)を書いた映画に、彼のテクニックを使って曲をつけます。Taskも交代するので、最終的に2〜3週間で1グループあたり2曲仕上がります。作曲者が編曲者にSketch(メロディーとおおまかな楽器の配分が書いてるもの)を渡し、それを編曲者がソフトウェアを使って音楽にし、映画につけます。仕事が半分になるから楽やん♪と、うちもなめてかかっていたのですが、これ、難しいんです。まず、自分がどうしたいのかが言葉でまとまりません。そして相手がどうしたいのかも何となくでしか伝わりません。もちろん英語の壁っていうのもあるんですが、音楽を表現するのって母国語でも難しいものです。ましてうちは日本語もままならないからなおさらwしかもお互い作曲家で個人のテイストもあります。とにかくdiscuss discuss!ちょっとだけやってdiscuss!そうするうち、パートナーの提案が劇的に曲をいいものにしたり、自分がいいだろうと思ってしたことが作曲者であるパートナーにとっては曲を台無しにしているものだったりしてきます。体調が悪くなってなかなか進まない時はメッセンジャー使って励まし合ったりしながら完成させました。もちろん、自分が最後まで直接手をかけたものではないので、100%満足という訳ではありませんでしたが、学んだものも多かったし、パートナーともとっても仲良くなったし、自分の弱い部分も再確認できたし、このクラスの”Director”である教授からもとっても良いコメントもらえて、ほんとに良い経験になりました。そういえば、この課題の話を別の友達にしてたら、”Alan Silvestri?俺んち家族ぐるみで友達だぜ?”という強者がいました。やっぱこっちすげーと思わずにはいられない瞬間でした。
自分らしい曲作り
うーん、うちのReportっていつもまとまりがなくて申し訳ないんですが、手短かにあと2クラスだけ説明しますね。Vocal Arrangingのクラスでは、Vocal、つまり声を使った曲をいろいろ編曲したり作曲したりしました。簡単な4声部のアレンジから始まり、その後Barbershop Style, Doo-wop,それからCMの曲も作りました。うちは中身が子供っぽいせいか、子供っぽい曲を作るとそれらしいのができるらしく、CMの曲としてクッキーの曲を作ったときは、”きたよー、Hannahスタイル!”といって友達にクスクスされました笑。最後の課題は映画にオーケストラ+声という構成の曲をつけるというものでした。いままで出された中で一番長い、4分半のVideo Clipでしたが、なんとか終わりました。半分くらいLet's fill in the blank!(とりあえずなんもないところになんか入れろ!)的な感じもありましたがw
最後は毎度おなじみ、Studio Ensembleです。今回は1人で編曲+作曲に挑戦しました。前の春に書いたより大きな楽器構成で、しかも2つの曲を合体させてみました。うちはほんとにギリギリ人間なので、今回もたくさんの迷惑をかけたかとは思いますが、それでも前の春ほどギリギリなことはありませんでした。あれは究極でしたよねーw学期の途中であまり演奏者がそろわなくなったり、singerの一人の声の調子が悪くなったりと、いろいろありましたが、みんなで和気あいあい、最後はいいコンサートになったと思います。友達の書いた曲を演奏したり聞いたりするのはいつも刺激になりますね。