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Q
他動詞と自動詞の意味や使い方がわかりません
A 

他動詞と自動詞は、直後に目的語を必要とする動詞かどうかで区別します。目的語を必要とする動詞が他動詞、必要としない動詞が自動詞です。

「目的語って何だっけ?」という人は、第3文型〈S+V+O〉を復習してみましょう。目的語とは、動作の及ぶ対象となる名詞または名詞相当語句、つまり、第3文型で「O」に当たる部分のことを指します。

I hate carrots. (私はにんじんが嫌いだ。)

この例文で目的語を考えてみると、私が嫌う(hate)対象はにんじん(carrots)なので、目的語は「carrots」です。そして、動詞の「hates」は直後に目的語「carrots」を伴っているので、「hates」は他動詞ということになります。

一方、自動詞は、第1文型・第2文型に用いられる動詞のように、目的語を必要としません。第1文型の例文を使って、自動詞の特徴を見てみましょう。

He laughed loudly. (彼は大声で笑った。)

動詞「laughed」の直後にある「loudly」は、彼がどのように笑っているのかを表している副詞であって、目的語ではありません。「laughed」は目的語を必要としていないので、自動詞ということになります。

ここで注意しなければならないのが、1つの動詞が他動詞の働きと自動詞の働きの両方を持つ場合が多いということです。「change」(変える、変わる)という動詞を例に取り上げてみましょう。