英語なんでもQ&A 
Q
分詞構文がよく理解できないので、説明してください。
A 

分詞は分かっても、「分詞構文」になると良く分からなくなってしまう人は多いと思います。でも分詞構文は仕組みが分かればそれ程難しい文法ではありません。それでは簡単に説明しましょう。

まず分詞には、現在分詞(〜ing)と過去分詞(〜ed)がありますが、この分詞を使い、名詞を修飾したり補語になったりして「形容詞」的な意味を表すことができます。例えば、
a sleeping baby(眠っている赤ちゃん)、a car parked in front of your house(あなたの家の前に停まっている車)などです。それぞれ分詞の「sleeping」と「parked」が名詞「baby」、「car」を修飾しています。

それでは分詞構文とはどういうものでしょう?分詞構文とは、「分詞を使った句で、副詞節のような意味を表したりできる」もののことです。言葉で言ってもよく分からないと思いますので、例文で見てみましょう。

まず、

When I arrived at the station, I met my friend. (駅に着いた時、友達に会いました。)

という文があったとします。この「When I arrived at the station」という副詞節の部分を、分詞を使って

Arriving at the station」という副詞句に変えても同じ「駅に着いた時」という意味になります。従って、分詞構文で全文を書くと、

Arriving at the station, I met my friend. (駅に着いた時、友達に会いました。)


となります。分詞構文を作る時に注意する点が、上の例文で言えば、主節(I met my friend)の主語と従節(When I arrived at the station)の主語が一致している場合のみ、従節の主語が省略できる、ということです。もし異なっている場合には、主語だけ残る形になります。

(例文)

As school was over, all the students went home. 
*「school」と「all the students」は同一のものではない。

 School being over, all the students went home. (学校が終わったので、生徒はみんな帰宅した。)

もちろん、現在分詞だけでなく過去分詞を用いた分詞構文もあります。

As the book is written in Chinese, it can be used for your Chinese practice.


*「the book」と「it」は同一

→ Being written in Chinese, the book can be used for your Chinese practice.

(中国語で書かれているので、その本はあなたの中国語の練習に使える。)

分詞構文を訳す時は、主節と従節を自然につなげられる接続詞を入れると良いでしょう。(〜なので(As, Since)、〜の時(When)、〜の後(After) など)

 


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