1バレエの服飾も英語も勉強したい…芸術留学で二兎ゲット!
小さい頃からクラシックバレエを習っていて、そのバレエスクールの先生が衣装をご自分で作る人だったんです。生徒の私たちにもコスチュームの飾りを作ってくださることがあって、キラキラしたものやレースを身につけるのがとても嬉しくて、それがきっかけで自分でもバレエ衣装を作ってみたいと思うようになりました。でも英語も勉強したくて、「英語と服飾、どちらも学校へ通うとなると時間がかかるし、どうしよう…」と。そんな時にイギリスでコスチュームの勉強をしているというJCFLの「海外芸術大学留学コース」の卒業生の記事をインターネットで見つけて、ここにしよう!と思いました。
2 出身地+動物+植物×4色=Myロゴをデザイン!
前期はいろいろな分野のアートや表現方法を体験しようということで、これまでに構図や色の勉強から、デッサン、ボードを使った空間デザイン、タイポグラフィなどやりました。私が一番楽しんで取り組めたのは、タイポグラフィの課題ですね。“自分のロゴをデザインする”というテーマで、自分の名前・出身地・好きな動物・好きな植物を組み合わせて、4色の色で表現するのが課題でした。私は徳島出身なので、藍染の藍色を中心に色を選び、すずらんと大好きな「豚」を組み合わせて作りました。逆に空間デザインの課題は全然楽しめなかったのですが、先生方には作品を見せただけで「これ作った時は楽しくなかったでしょう」と見抜かれてしまったので、慌てました(笑)。毎週金曜には課題の講評会があり、中村先生からコメントをいただくのが緊張の一瞬でもあり楽しみでもありますね。
3 「Art English」に「IELTS対策」、英語の勉強も同時並行中
「アート・イングリッシュ」の授業で美術の専門用語を学び、「IELTS(イギリスの大学に入学する際必要となる英語力判定試験)対策」をやっているのですが、文法や単語が苦手なのでIELTSは目標スコアにたどり着けるかまだ不安だらけです~。でもネイティブの先生の「リーディング」や「スピーキング」の授業で、忘れていた文法などを自然と耳から復習できるので助かってます。前期はついアートの課題にのめりこんでしまったので、この夏はライティングの勉強を中心にIELTS対策を頑張ろうと思います。
4 アートに触れるチャンスがいっぱい!東京暮らし
徳島から思い切って東京に出てきたのですが、来て良かったと思います。例えば徳島には映画館が1つしかないので、今までハリウッド系の映画しか見たことがなかったんです。でもこっちに来たら、色々な種類の映画がやっていてびっくりしました!新しい世界が広がってきて、ワクワクしています。あと、美術館も、バレエの公演もたくさんあるので、チャンスがあればできるだけ見に行くようにしています。楽しくて楽しくて、ホームシックにはまだなってないですね~。
5 海外のバレエ団専属のコスチューム・デザイナーを目指したい
今まではバレエのコスチュームを作ることしか考えていなかったのですが、担任の齊藤先生との面談の時に「テキスタイルもいいかも」とアドバイスを頂いてからは、布地を意識するようになりましたね。授業中だけでなく、放課後も丁寧に話を聞いてその人にあった提案をしてくださるので、すごく安心して相談できます。将来は、海外のバレエ団専属のコスチューム・デザイナーとして仕事をして、いつかお世話になった日本のバレエスクールの衣装を作れたら幸せだなあ、と思います。
6 個性を活かして自由にアートをやりたい人は海外がおススメ
日本の美大は技術重視、海外の美大はアイディア重視で、海外の美大はチューターが個別指導もしてくれて個性を活かした作品作りができる、と留学中の卒業生の方からよく聞くので、自分には合っているかなと思っています。今までは答えがある課題を与えられていたのですが、「海外芸術大学留学コース」では答えの無い抽象的な課題を与えられて自分でアイディアを展開させていくので最初は大変でした。でも海外の大学では当たり前のことだと思うので、日本にいる内にその準備ができるのは良かったかなと思います。クラスメイトのバックグラウンドも年齢も様々で、先生にも恵まれて、学校が楽しいと思ったのは初めてですね。