1 海外大学には、日本では学べないユニークな学部がいっぱい!
昔から留学に憧れていたというよりも、興味のあることを学べる大学を探していたら、海外の大学だったという感じです。きっかけはホテル経営に興味を持ったこと。高校の時、有名ホテルの経営者の「スタッフの働きやすい環境を作ることが質の高いサービスにつながる」という内容の本を読んで感激し、「ホテル経営学」を学んでみたいと思ったんです。でも日本には「ホテル経営学部」を持つ大学がほとんどなかったので、ホテル経営学部を含めいろんな学部があるアメリカの大学へ進路変更!とはいえ親元を離れた経験のない自分が、いきなり海外で大学生活をスタートするのは不安だったので、東京で留学準備ができる学校を探しました。JCFLは先生方がとても熱心で、アットホームな雰囲気が自分に合っていたので、入学を決めました。
2 JCFLで海外大学の授業スタイルに慣れていたから、
スムーズにアメリカの大学生活をスタートできた!
JCFL時代を振り返って良かったと思うのは、「アメリカ・カナダ留学コース」での授業はアメリカ大学の一般教養科目を含め、すべて英語で行われたこと(*)。英語で講義内容を理解し、英語でノートを取るということに慣れていたおかげで、アメリカの大学生活もスムーズにスタートできました。
何より良かったと思うのが、先生や友人たちとのつながりです。JCFLのクラスメイトとは留学後もよく連絡を取り合い、励まし合ったり、近況を聞いて刺激をもらったりしています。 また、卒業後もJCFLの先生方には大変お世話になっています。アメリカで大学へ転入する時に書類の準備を手伝っていただいたり、住む家を探す時にも、現地に詳しい先生に様子を聞いたり不動産屋さんを紹介していただけたことが、大変心強かったです。
*英語のレベルが十分でない間は、日本語で行われる授業の比率が多いです。
3 「ホテル経営学」から「人材管理学」へ。
転学や転専攻しやすいのがアメリカの大学のメリット。
JCFLを卒業して、最初に入った大学は「ニューヨーク州立大学プラッツバーグ校 ホテル経営専攻」。学ぶうちにホテル経営そのものよりも、働く人がやりがいを感じられる職場作りや人のマネジメントに興味が出てきて、「人材管理学」について深く学べる「ニューヨーク市立大学バルークカレッジ」
に編入しました。バルークカレッジは、会計学などのビジネス系が強い学校なので、日本人がいっぱいいるんだろうなと思いきや、クラスに日本人は私1人。NYという場所柄留学生が多く、世界160ヵ国から集まっているそうです。編入にあたっては単位移籍もスムーズにいき、ほっとしました。アメリカでは、転学や転専攻が日本の大学に比べてとても簡単!自分が何をやりたいのかはっきりしていなくても、「時間をかけていろんな経験をしながら考えられる」というのがアメリカ留学の良い点だと思います。
4 ビジネス界とのパイプが太く、全米でも有数のビジネス系大学。
自分から積極的に動けば、チャンスはいっぱい!
大学の授業はとても充実していて、これまでに取った授業は、「組織行動学」や「インタビュースキル」、「ビジネス法」「多様化した職場における公正な雇用」、「CSR(企業の社会的責任)」、そして「経営者のモラル」などさまざま。教授も世界的な大企業で組織心理学者として研究をしたり、駐在経験のあるような方ばかりです。それだけに授業は、毎回たくさんの予習を必要とする「ディスカッション(議論)」ベースなのでかなりハード。けれども3年目の今は、苦手だった「授業の発言」が当たり前になってきて、むしろそれがないと退屈に感じるようにさえなりました。また、突然クラスの皆の前に立たされプレゼンテーション(発表)をさせられても、あたふたしながらもジョークを交えつつこなせるようになったことに自分でも驚いています(笑)
授業外でも、バルークカレッジが用意してくれるさまざまなキャリアアップ・プログラムに参加しています。例えば、「EOC( Executive On Campus)」は、バルークカレッジの卒業生で、企業の経営者や上級管理職として活躍している先輩(Mentor)とペアになり、月に数回ミーティングをして進路や就職についてアドバイスをもらうというプログラム。先日は参加者のために交流パーティーが行われ、実社会で活躍していくために必要なスキルや経験についていろんな方のお話を聞くことができました。バルークカレッジは、全米でも有数のビジネススクールであることから多くのリクルーター(企業採用者)が訪れるので、自分から積極的に動けばいろいろなチャンスがあります。
5 吹奏楽団やミュージカル鑑賞、ボランティア活動etc,
メリハリをつけてプライベートも充実!
学校は忙しいですが、なるべくメリハリをつけて余暇を楽しんでいます。気分転換に、友達と学校帰りにセントラルパークでピクニックをしたり、パーティーに繰り出したり、本場ミュージカルを見に行ったり…特に音楽が好きなので、NYの市民楽団である「マンハッタン吹奏楽団」に所属してクラリネットを吹いています。アジア人は私だけなので団員のみなさんからも顔を覚えてもらいやすく、友達も増えてきました。私にとって一生忘れられない出来事は、「日米合同チャリティー合唱コンサート」に一般公募で参加し、世界的な音楽の殿堂「カーネギーホール」の舞台に立ったこと!有名なアメリカの男声合唱団とも共演し、日本とアメリカが音楽で通じ合った一夜となりました。それから、平日はボランティアで、英語を母国語としない生徒や英語が得意でない生徒に絵本の朗読をしています。それぞれの子の個性に合わせてほめたり、注意したり、教えたり…試行錯誤の繰り返しですが、いつか役に立つと思うので毎週欠かさず参加しています。
6 世界中から人が集まるNYでの大学生活。
留学は、自分の枠を広げ他者と交わる最高のチャンス!
アメリカ留学をして良かったという点は、世界中の人と出会い、仲良くなれることです。「いつかこの人に会いに、この国へ行こう!」という目標もできました。また、初対面の人とも気軽に話す文化のおかげで、コミュニケーションをする力も日本にいた時に比べ伸びた気がします。いろいろな人種、宗教、考え方の人と接する中で、差別や異文化間のいがみあいをなくすには、じかに交流を持ち理解を深めることが大切だと気づきました。留学はそういう意味でも、自分の枠を大きく広げる最高のチャンスです。不安の中でもがき問題を解決していくこと、人に頼り感謝すること、そしてやりたいことに向かって頑張ること、すべてが自分のためになると思っています。頑張ってください!
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アメリカ・カナダ留学コース卒
アメリカ・ニューヨーク市立大学バルークカレッジ
人材管理学専攻4年
佐賀県立佐賀西高校出身
★全米有数のビジネススクールを有する名門「ニューヨーク市立大学バルークカレッジ」で人材管理学を勉強中!