アメリカ留学科・カナダ留学科の先生

英語本科上級英語専攻 三枝良子先生

三枝 良子先生  趣味:読書、エアロビクス、バイオリン

エアロビクスを教えていたことも!バイオリンも4歳からのベテランです

高校の時にダンスを習っていて、先生に勧められてエアロビクスを始めました。大学時代は銀座のカルチャースクールでエアロビクスとキッズジャズダンスを教えていました。勉強より打ち込んでいたかも知れませんね(笑)。バイオリンは4歳からやっていますが、今はちょっとお休みしています。JCFLの学生と一緒に演奏したこともありますよ。最近は読書をよくしています。言語学や教育学など自分の専門の分野が多いですね。


アメリカに通算10年在住のバイリンガル

子どもの頃、父親の仕事の関係でNYとロサンゼルスに合計10年住んでいました。4歳で渡米して幼稚園から地元の公立校に通っていたので、あっという間に英語の方が得意になってしまいました。9歳の時に一度日本に戻ったのですが、その頃は千葉県の小学校で初の帰国子女の転校生ということで、担任の先生が戸惑っていたのを覚えています。そして再び渡米した時は、ニューヨークのスカーズデイルにある全米でも教育水準がトップレベルの公立高校に通いました。この高校にはNew Comers Clubという外国人受け入れ社交クラブがあり、各国の料理を持ち寄っパーティをしたり、異文化理解を深めるための様々な活動をしました。ロールプレイやディスカッションを通じてニューヨーク市の貧困や人種差別について徹底的に議論したりもしました。ある時私が日本に対して差別的なことを言われたのですが、New Comers Clubの顧問の先生達が率先して助けてくれました。差別はあるけれども、それに対して助けてくれる、また異文化を受け入れてくれるところがアメリカのいい所ですね。その後帰国してICU高校、上智大学比較文化学科と進みました。典型的な帰国子女の進学コースですが、特に大学はとても楽しかったですね。比較文学を専攻していました。

英語教育のキャリアは18年間!

 大学時代エアロビクスのインストラクターとして打ち込んできて、卒業後はアメリカのフィットネスを日本に取り入れるためにフィットネス業界で働きたいと思っていました。しかし働いてみたものの、“やはり自分の武器はフィットネスではなく英語だ”という思いが強くなり、たまたま友人に誘われたこともあって社会人に英語を教える仕事に就きました。そして実際にやってみて、“この仕事は自分に合っている!”と思い、英語教育の道に進み始めました。それからの10年間は、3才から70才の方まで教えていましたね。同時に、通訳者養成学校で教材開発の仕事もしていました。「生きた英語」であるCNNやBBCニュースをリスニングやスピーキング用の英語教材に作り変える仕事はとても大変でしたが、非常に勉強になりました。JCFLに来てからは上級レベルを受け持つことが多く、教えることがより面白くなりました。高いハードルを設定しても、学生達があきらめることなくついてくるところに、やりがいを感じます。

子育てをしながらコロンビア大学大学院を修了

JCFLで教えながら、米国コロンビア大学ティーチャーズカレッジ(東京校)で英語教授法を学びました。あの頃が人生で一番勉強しましたね。子育てをしながら、毎日夜中の1時2時まで勉強に追われていました。日本人は修士論文がなかなか通らず卒業が難しいのですが、努力の甲斐あって無事卒業し、卒業式では代表のスピーチをさせていただけたのが本当にいい思い出です。

 

 

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