日本外国語専門学校 海外芸術大学留学コース 芸術留学プログラム

海外芸術留学科卒業生
レポーターProfile
イギリス留学中
埼玉県立芸術総合高校出身
海外芸術大学留学科2006年卒
ロンドン芸術大学セントラル・セントマーティン
グラフィックデザイン専攻




ファッションショー招待客

初夏のロンドンとアイスランド噴火の影響

こんにちは、小林圭です。4月末のロンドンは本当に初夏のような気持ちのいい日が毎日続いています!毎年この時期から少しずつ暖かくなり、ロンドンの夏も今年で4度目となりますが、やっぱりドキドキして毎日何をしようかな?と普通の事を考えるだけでもわくわく楽しくなります。

アイスランドの火山噴火の火山灰の影響で一時はヨーロッパ全域がパニック状態に陥りましたが、現在は徐々にもとの生活に戻りつつあります。こういう大きな自然災害が起こると、どんなにテクノロジーが進んでいる今日でも人間はやっぱり>小さいなっと思ったりもします。ここ数日毎日のようにロンドンの空を覆う飛行機雲がいっさいなくなり、空の移動手段がなくなるとココは本当に小さな島国なんだな〜と思ったりもしました。

 

 

 

 

 

撮影
卒業制作のお手伝い

さて、今回の現地レポートはLondon College of Fashionに通っている3年生の卒業制作のお手伝いの事と 4月22日に行われたLCFのファッションショーのお話をしようと思います。

だいたいこの時期になると、卒業制作にとりかかっている3年生は不眠不休で作品創りに取りかかります。その中で、(特にFashion studentが多いのですが)色々なスキルを持っている人たちにお手伝いを求めて生徒は血眼になってヘルパーを探します。こちらの美大生では、とても良くあることで色々なアーティスト、デザイナー、学生と協力して作品を完成させます。


撮影の様子アートやデザインをこれからやっていこう!というアーティスト、デザイナーの卵たちですので、将来お仕事をするにあたってもグループワークやお互いの能力を最大限に使う事は非常に大切な事で、そういった事を学ぶのも大切です。 やっぱり、どんな時にも助け合いなのです!

私はLCFのニットウェアー先攻の人のグラフィックを担当しました。創ったものは布サンプルブックの装丁×3冊、それにつける帯のデザイン、スケッチブックのレイアウトと装丁、シューティングのお手伝いなどをしました。

布サンプルの装丁はブックカバーを一から行いました。ブックバインディングという授業をとっていたのでとてもその時の知識が役にたちました。バインディングするものが紙ではなく布ということで少し手間取りましたがこういった自分の作品創りでは手を出さない領域も学べることは今後きっと何かの役にたつと思いました。

ファッションショー

ルックブックの為の撮影場所は、私のお部屋を使って行われました。お部屋が広いのと、天井が高いので撮影には最適でした。ニューフェイスのモデル男性1人、女性1人を使いカメラマン×1、アシスタント×1、ヘアメイク×3、デザイナー、私を入れて計9人で行いました。

私は撮影時は主にデザイナーのアシスタントをしました。スタイリングの相談役やモデルが作品を 着たあとの調整などを行いました。

私自身学校で学んでいることはグラフィックですが、ファッションにも非常に 興味があるのでこういった手伝いはやっていて非常に楽しかったです。

 

タイポグラフィーの教室

LCFのファッションショー


そして4月22日、LCFの約50分にも渡るファッションショーを見てきました。 ショーが始まる前の会場に漂う少しピンとはった緊張感はとても好きです。

会場にはたくさんのプレスの人たちや、ファッションピープルで溢れていました。 大体120着程の作品を見て、とてもいい刺激となりました。


私も卒業制作提出まであと残り1ヶ月!今度は私の番です! 現在私は先生の薦めもあり、卒業制作用の為だけにブログを先月から始めました。

自分の卒業制作のリサーチやレポート、思った事、インスピレーションを受けた作品などを掲載しています。興味がある方はどうぞご覧になって下さい。

Kei Kobayashi blog for UNIT 14


次回のレポートは私自身の卒業展と卒業式についてご報告できると思います。




海外芸術大学留学コースTOPへ

c  2010 Japan College of Foreign Languages