日本外国語専門学校 海外芸術大学留学科 芸術留学プログラム

卒業生
イギリスの大学でガラス工芸を学ぶ卒業生!

イギリスで学ぶ卒業生

イギリスのウルバーハンプトン大学でガラスを学ぶ卒業生が来校してくれました。日本の美大進学のための予備校でガラスに出会い、留学を決めたという山本さんに、ガラスの魅力や芸術留学について聞きました。

卒業生
イギリス
University of Wolverhampton ガラス専攻(12月卒業予定)
2004年 海外芸術大学留学科卒業 
東京・女子聖学院高校出身

 芸術留学をしようと思ったきっかけは?

 最初は日本の美術大学へ行こうと思っていて、高校2年の時から美大へ進学するための予備校に通っていました。そこで出会った先生がガラスを専門にしている方で、ガラスに興味を持ち始めました。他の人がやっていないことをやってみたくて。親の影響でもともと海外に対する興味はありましたし、だったら留学と美術の勉強を一緒にやってしまおうと思い、留学を決めました。

 どうして海外芸術大学留学科を選んだの?

 友達からチラシをもらって、「あ。便利!」と思いました。英語とアートの両方を勉強できるところってなかなか無かったので。

 ガラスの魅力ってどんなところ?

 なかなか言葉で説明するのは難しいですが、私の場合、予期しないものができるのが楽しいです。窯の温度が少しでも違ったり、冷やすタイミングがずれたりするだけで、ガラスはヒビが入ってしまったり、形がゆがんだり。でも、そんな風に計画と違う色や形になってしまっても、それはそれで美しかったり、思ってもみなかった味わいが出たりするんです。あと、私はガラスのすべすべした感触を楽しんだり、水に光が反射してできる影のような、ガラスが作り出す光と影を見るのが大好きです。

 海外の大学で芸術を学んでよかったと思う点は?

 私は昔から人と同じになることが本当に嫌でしょうがなかったのですが、海外に行くと、その時点で自分は‘日本人’というブランドを持った人間になるんですよ。自分の作品に、自分では意識しない日本的な部分を周りが見つけてくれて、それを評価してくれたりもします。基本的に、海外の人は褒めてくれるので、そういう面でも作品作りをしやすい環境ですね。あとは、先生や友達など、アートをやっている人との出会いが多いことです。例えば、アーティストが集まって自分の作品を出展するクラフトフェアというイベントがあって、刺激になります。私も参加して、お客さんの反応を見たりも楽しいです。

 将来の夢は?

 作品を売って生きていきたいです。お皿やコップは他の人も十分やっているから、自分は何か新しいことをやってみようと思って。今まではガラスを使ってできる範囲で考えていましたが、これからはできなさそうなことも含めて、作品を考えていこうと思っています。

 芸術留学を考えている人へメッセージ

 日本では学べないものが沢山ありますし、海外ではもっと自由に考えられる気がします。人との出会いも、学校だけでなく生活の中にも沢山あって。私は家の近くに色々な国籍の人が集まるバール(カフェのようなもの)があって、息抜きによく遊びに行って色々な国の人と友達になりました。みなさんにも留学をして色々なことを楽しんでほしいなと思います。留学をしたら3、4年はあっという間なので、勉強にしても遊ぶにしても精一杯やって下さい!

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