マンダリン オリエンタル 東京勤務

キャビンアテンダント・エアライン科卒
千葉・市立稲毛高校出身

6つ星の外資系ホテルで働く

ホテルではどんな仕事をしているんですか?

PBX(プライベート・ブランチ・エクスチェンジ)という部署で働いています。マンダリン オリエンタル 東京にかかってくるお電話を、ご用件によって該当部署に振り分ける仕事です。宿泊やレストランの予約から、関連業者、苦情など、一旦全てこちらでお受けし、用件を要約して取り次ぎます。様々な国からお電話が入るので緊張感がありますね。

ホテルの仕事をするにあたって苦労したこと、また役立っていること

エアライン科だったこともあり、ホテルの知識がないまま入社したので、専門用語や仕事の流れを頭に入れるのに3ヶ月くらいかかりました。注意されることばかりで、まだまだ覚えることが一杯です。ただ、身なりや言葉遣い、時間管理はキャビンアテンダント・エアライン科で身についていたので、その点は楽でした。電話応対に関しては、山崎先生にビシバシ鍛えて頂いて本当に良かったと思います。静まり返った教室で、先生とロールプレイをしてダメ出しを受ける…というのは毎回とても緊張しましたが、その分、身についたと思います。担任の米川先生に教えて頂いたメールのフォーマットも、今の仕事では社内に重要なメールを回す機会が多いので、言い回しや見やすいレイアウトの知識が役立っています。 日本外国語では、先生方と接していて見えてくるものが沢山ありました。また、エアライン科は‘できて当たり前’と教え込まれる事が多かったのですが、そのお陰でタフになりました。大抵の事は辛くなくなりましたね。

今まで仕事をしていて、一番嬉しかったのはどんな時ですか?

海外のお客様で夏祭りに行きたいとおっしゃる方をご対応した時です。たまたま該当部署に手の空いているスタッフがおらず、PBXに連絡が来たんです。私は在学中に『日本文化紹介』という授業で着付を習ったことがあったので、無事浴衣を着せて差し上げることができました。「Thank you!!」と、とても喜んで下さって一緒に写真を撮って下さいました。私もとても嬉しかったです。

外資系ホテルの職場はどんな雰囲気ですか?

外資系だなと感じるのは、トップの方もすごくフレンドリーな所。食堂で隣になったり、エレベーターで乗り合わせたりすると気軽に話しかけて下さいます。それから、社内で色々な国の言葉が聞こえるのも、普通の職場じゃありえませんよね。同僚のメキシコ人スタッフにスペイン語を習ったり、ネパール人の同期と食事に行ったりしています。 その他、年1回ファミリーパーティーという、スタッフが家族を連れて楽しめる親睦パーティーがあったり、誕生月のスタッフのためにバンケット会場を借り切ってシャンパンとご馳走でお祝いをしたり…、とスタッフのためにも色々な企画があって楽しい職場です。スタッフと話していると、口では色々な事を言っていても、このホテルが好きなんだなあ、と感じます。 また、勤務の年数や性別に関わらず、みんな同じ扱いで仕事を任せてもらえるので「頑張ろう」という気持ちになりますね。上の人にも意見をハッキリと言う人が多いので、風通しがいい職場だなと思います。

仕事をする上での目標を教えてください

6つ星ホテルということもあって、お客様に期待される所が大きいので、その期待を裏切らないような対応をしていきたいと思います。お客様と直接接する仕事や営業の仕事にも興味があるので、どんどん吸収して機会があれば色々な仕事に挑戦していきたいです。

外資系企業を目指す人へのメッセージ

英語はできてもしゃべらなければ=しゃべれない人になってしまいますので、とにかく話す!という意識が大切だと思います。あとは、「この人は~」と自分で壁を作らず、様々な個性や考え方の人と仲良くやっていく力が必要です。スタッフを見ていて感じるのは、意見をハッキリ言う人、好奇心があって積極的に動く人が多いということです。自分で行動しないと何も始まらないと思うので、やりたい事に向かって頑張ってください。