【海外芸術大学留学コース】

海外芸術留学科は
自分のニーズにピッタリ!

2017

7.5

Interviewee

海外芸術大学留学コース 
大分県立芸術緑丘高校出身

アートへの道

昔から絵を描くのはすごく好きでしたね。描ける場所があれば家の中のどこにでも絵を書いてよく怒られていました。少し大きくなると、図鑑の絵を写すのが好きになって。英語も好きだったので高校は美術系にするか英語系にするか悩んだのですが、結局美術を選びました。高校の美術科では、1年の時に油絵、デザイン、彫刻、日本画の基礎的なことを学び、2・3年はその中で専攻分野を選ぶんです。私は立体として作品を作ってみたいという思いがあったので、彫刻にしました。モノの存在感が好きなんです。サモトラケのニケをパリで見た時には、部屋の空気全体を変えるような圧倒的な存在感にドキドキしました。私も見る人との関係性によって独特の緊張感を生み出すことができる作品を作っていきたいです。

同じ学費を出すなら・・・海外芸大へ!

日本の美大も考えてみたのですが、学費が高くて。1年で250万円くらいかかる所もあるんです。同じ学費を出すなら英語と美術、両方学べる方がいいと思いました。英語の力はそこまでないし、書類審査が難しいと思っていたので、直接留学ではなく、この学校で準備をすることにしました。インターネットで見つけたのですが、“海外芸術大学留学科”という名前が自分が求めていたものとピッタリ合って魅力的だったんです。夏休みを利用して芸術のイベントに参加したのですが、私のデッサンを見て海外芸術大学留学科の齊藤先生が、「日本の芸大はデッサン力や技巧重視だけど、海外やJCFLはそれだけじゃない。発想を大切にする」とおっしゃった一言が衝撃で、入学までずっとその意味を考えていました。

トーキョーでの楽しみ★

環境の変化を気にしない方なので、大分から出てきてもホームシックは無かったです。東京は展覧会が多いので美術系の雑誌でよく情報を拾って観に行きます。前より行動的になったかな。カフェに詳しいクラスメートがいるので、その子の見つけたお店にみんなで行くことも多いです。私はお店の内装とか雰囲気重視ですね。建築にも興味があるので、建築系の雑誌とかPEN、CASAなどの雑誌もよく読みます。若い子のファッション雑誌を見るよりもドキドキするんです。東京は遊び所が沢山あって、例えばショーウィンドウのディスプレイも勉強になりますが、逆に情報も溢れているので、流されて本来の目標からそれないように気をつけています。

海外芸術大学留学科はこんな所

海外芸術大学留学科の先生方は、強烈です。芸術に関する知識はすごく深いのですが、学生の私達にも内容の妥協はせずに、しかも分かり易く話してくれます。質問にもしっかりと答えてくれます。齋藤先生は、物静かな口調で話されるので最初は怖い方なのかと思っていましたが、実は一番優しい先生でした(笑)。 クラスは年上の人が多いですね。高校卒業後すぐに入ってきたという人は4分の1くらい。みんな色々な所から来ていて、色々な知識を持っていて面白いですよ。工学系のエンジニアだった人もいますし、美容師だった人、海外に何年か住んでいた人もいます。入学前には、専門学校で学んでいる人のイメージがあまりつかなかったのですが、この学校はみんな真面目に取り組んでますよ。

美術のプレゼンテーション

講評会という、1週間かけて作った作品をクラス全員が発表するという授業があるのですが、これは“この授業を休んだら1週間の意味がない”というくらい重要です。作品を作るにあたってどんなコンセプトがベースになっているか、どんなリサーチをしたか、結局どういう作品ができたのか、ということをプレゼンテーションします。先生の講評も頂けるので、自分はこの課題で何を得たか、あるいは何を得るべきだったのかがハッキリ見えてくるんです。他の人のプロセスを聞くことも勉強になりますね。それから、ネイティブの英会話の授業もすごく楽しいです。接客のアルバイトをしているのですが、外国のお客様が来た時にパッとフレーズが浮かんできて、嬉しかったです。IELTSの結果でも、数字として伸びを実感できました。

芸術留学をしたい人へ

海外芸術大学留学科は、英語と美術が両方学べるところが魅力です。そして、プレゼンテーションやテストの結果を通して、何ができるようになったのか、自分の力を確認しながら過ごせるので力になると思います。芸術留学は、年齢や経験が問題なのではなく、自分を持っているかどうかが大切だと思います。特に、海外はデッサン力よりも発想を重視するので。美術をやっていると精神的に辛い時やうまく行かない時がありますが、そういう時でも簡単にやめてしまうのではなく、“どうしてだろう?”と問いを持ってまた上に向かって伸びていけるといいと思います。