韓国・済州大学
交換留学レポート

[ 2017:vol.11 ]

美しい景観と、
伝説・信仰が共存する名所、
済州島の三大山「山房山」へ

2018

1.9

Reporter

アジア・ヨーロッパ言語科 韓国語+英語専攻 2年 
埼玉県立南稜高校出身 
★「浦安ブライトンホテル」に就職内定

アンニョンハセヨ~!美奈です!
 
今週の土曜日は、トウミの언니と安徳へある「山房山」へ遊びに行って来ました!
済州大学からバスで約30分ほどかけて、제주시외버스터미날(済州市外バスターミナル)で降ります。
そこから乗り換えを行い、約80分ほどで산방산(山房山)に到着しました。
 
11週目となる今回は、「山房山」について皆さんに紹介したいと思います!
済州島南西部の平野地帯に聳える山房山は、規模が大きいオルムとして漢攀山、城山日出峰と共に、
済州島の三大山の一つに数えられ、名勝第77号に指定されています。

今から70~120万年前に粘り気の強いマグマが噴出した際に形成されたもので、
山自体が巨大な溶岩の塊になっています。高さは395mあり、釣鐘のような形が目を引きます!
 
山房山は、めったに見られない珍しい火山地形であるだけではなく、
済州西部地域の美しい景観を象徴していました!
 
山房山の入口から石段を登ると「山房窟寺」という、
高麗時代に慧日法師によって山の岩窟を使用して作られたお寺がありました。

奥行き10m、高さ5m、幅5mの天然洞窟で、山房窟の中には仏像が安置されていました。
洞窟の天井から流れ落ちる「長寿の水」と言われる薬水は、
山房山岩壁を守る「山房徳女神」が流す愛の涙という伝説があるそうです。
 
また、洞窟の天井から流れ落ちる水滴を集めて飲むと、長生きができると言う信仰があるそうです。
私たちも伝説や信仰にしたがって、天井から流れ落ちる水滴を飲み、喉を潤しました。
 
毎年春になると、きれいな菜の花が山房山の平地一面に咲き誇るため、
山房山を背景にして写真を撮るのが韓国人や観光客の間で人気になっているそうです(^^)

入場料は大人一人、2,500₩かかってしまいますが、黄色に染まった大地と、
山房山の織り成す絶景を拝見しにぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか(^^)
 
山房山の中腹に山房窟寺があり、そこから見下ろす海岸の景色は、とても壮観でした。
また兄弟島、加波島、馬羅島、竜頭海岸などの景観が、山房山の風情を引き立てていました。^

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は、大静邑にある「ノリメ公園」について、みなさんにご紹介したいと思います(^^)