A 実家が伊豆にあり、親戚が温泉旅館を経営していることもあって、よく旅館の手伝いをしていたんです。人と触れ合ったり、自分の知らない話を聞くのが大好きで。自分がしたことでお客様が笑顔になるのも本当に嬉しくて、自分には接客しかないな、といつの頃からか考えていました。高校を卒業して地元の温泉ホテルで3年間働いてお金を貯め、オーストラリアに渡った後は現地でガイドの仕事に就きました。次にどんな接客をやりたいか考えた時に、英語を使える接客、キャビンアテンダント(キャビンアテンダント)にいきつきました。一度に多くのお客様を相手にするという点でも、やりがいがあると思いました。
Q どうしてキャビンアテンダント・エアライン科に?
A ホテルで3年働き、その後オーストラリアに2年間いたので、キャビンアテンダントを目指すにしては他の学生よりも大分遅いスタートでした。4年制大学では年齢的に間に合わなくなってしまうので、短大か専門学校。なりたい職業が明確でしたし、短大よりもカリキュラムがしっかりしていて、英語に力を入れているJCFLを選びました。学生の人数が多い方が、刺激を受けて自分のためになると思っていたので、その点でも好都合でした。
Q 高校を卒業して数年経ってからの入学に不安はなかった?
A 年齢の制限はあるが可能性は無いわけではない、と入学前に先生がおっしゃったので、やらずに後悔するよりはやるだけやってみよう!と思い頑張りました。最初はクラスでうまくやっていけるかな、と不安もありましたが、年上・年下の関係ではなく、同じ目標に向かって切磋琢磨できる仲間同士になれました。先生方も気にかけて下さって、小森先生が1対1で面接指導をして下さったり、焦りを感じている時に米川先生が声をかけて励まして下さったり、本当に良くして下さいました。本当に人に恵まれたと思います。
Q エアライン科で学んだことや身についたことで、就職活動に役立ったことは?
A ビジネスマナーです。ホテル、ガイドと接客の仕事をしていても、今まで知らなかったことがありましたし、この授業で敬語を再確認できました。また、私は小柄で他の学生よりも年齢が上なので、それを補うようなメイクや座り方、カラーを『Image-improvement』で教えて頂けて良かったと思います。自分ではあまり使わない色だったので最初は使わずにいたのですが、採用試験になかなか通らない時期が続いて。思い切って診断されたカラーを使ってみたところ、今回の試験では内定を頂けました!
1つ1つの授業はもちろんですが、生活面全般で鍛えられたと思います。エアライン科は課題が恐ろしい程出るのですが(笑)、私は伊豆の実家から通っていましたし、土日は旅館手伝いをしていたので、睡眠時間が2〜3時間ということもよくありました。でも、その生活があったからこそ、自分の意思を強くして臨むことができましたし、体調管理にも気を配れるようになってきたのだと思います。
Q どんなキャビンアテンダントになりたいの?
A 要望を聞く前に、お客様の仕草や表情で体調や欲しているものを察することができるキャビンアテンダントになりたいです。そして、外国のお客様にも、もっと日本の文化や日本のおもてなし、北海道の良さを伝えていきたいですね。北海道には昔から憧れがあるので、北海道の色々なところに足をのばして、お客様の質問に全部答えられるくらい、北海道に詳しくなりたいと思います。
Q キャビンアテンダントに憧れている人へ
A 夢は絶対に叶う!と今は思えます。「なりたい」という気持ちがあるなら、自分に何が必要か考えて頑張って下さい。キャビンアテンダントになるためには、勉強も必要だと思いますし、内面的に強くなることも必要ですが、やはり‘なりたい’という気持ちが一番大切だと思います。私は年齢的に崖っぷちで、だめかと思う時もありましたが、そんな時に家族は最後まで応援してくれましたし、先生方やエアライン科の友達が周りで支えてくれていました。エアライン科での日々を通して、自分自身の成長はもちろん、‘周りがあってこその自分かな’と自然に感謝できるようになってきました。夢に向かっての全力投球は絶対無駄にならないので、チャンレンジする気持ちをいくつになっても失わずに頑張ってほしいと思います。